タチバナアデク(橘アデク)とは、ブラジル原産のフトモモ目フトモモ科ユーゲニア属の熱帯性常緑低木の果樹です。
自家結実性で1本の木で結実します。
白い花弁から1本の長い雌蕊が飛び出てその周囲を多数の長い雄蕊が囲い込むように伸びています。ピタンガとはブラジル先住民の言葉で、赤い果実を意味します。
花後に成る果実は赤ピーマンを上から潰した様な形をしており緑色→赤く熟します。
果実は苺のような芳香があり柔らかく酸味と甘みがある多汁質で果皮が薄く日持ちしませんので生食の他、ジュースや果実酒、ジャム、アイスクリーム、ゼリーなどの加工品の原料となります。
ブラジルでは、樹木は庭園樹や生垣、庭木に、樹皮は煎じて下痢止めに、葉は解熱や健胃剤などの民間薬に用いられます。
一般名:タチバナアデク(橘アデク)
学名:Eugenia uniflora L.
別名:ピタンガ(Pitanga)、スリナム・チェリー(Surinam Cherry)、ブラジリアン・チェリー、ブラジル・チェリー
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱フトモモ目フトモモ科ユーゲニア属ピタンガ種
原産地:ブラジル 生息分布:熱帯アメリカ
樹高:2〜8m
花色:白 花径:1.5cm 開花期:9〜翌1月 成実期:3〜4月 果実形:赤ピーマンを上から潰したような形 果実色:緑→赤 果実径:3〜4cm
繁殖方法:実生、挿し木 繁殖形態:自家結実性
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