ヤブガラシ(藪枯らし)とは
ヤブガラシ(藪枯らし、学名Cayratia japonica)とは、クロウメモドキ目ブドウ科ヤブガラシ属のつる性多年草です。
日本全国に分布し、道端や荒地、市街地の草地に生息するタフな野草です
別名でビンボウカズラ(貧乏葛)とも呼ばれます。
長い蔓を伸ばし接触した樹木やフェンスなどに巻きついて勢力を伸ばします。
葉は先端の尖った卵型をした5枚の小葉がついた鳥足状複葉で互生につきます。
葉縁には鋸歯があります。
花は夏、集散花序に小さな花を付けます。
花の構成は、薄緑色の花弁が4枚、各先端に花被片を持つ薄緑色の雄蘂が4本、
蜜を分泌する花盤の上にのった白い雌蘂が1本からなります。
この蜜にはハエやアリ、ハチが集まります。
花盤はめったに受精しませんが、受精すると橙色→桃色に変わります。
果実は球形をしており、薄緑色のものが、艶やかに黒熟します。
雑草ですが、若芽は湯掻いて野菜としたり、漢方薬の材料とされます。
一般名:ヤブガラシ(藪枯らし)
学名Cayratia japonica
別名:ビンボウカズラ(貧乏葛)
分類名:分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱クロウメモドキ目ブドウ科ヤブガラシ属
生息分布:北海道〜九州の日本全国、東南アジア 環境:道端、市街地、荒地
草丈:200〜300cm 葉形:5枚の小葉からなる鳥足状複葉
葉の付き方:互生 小葉形:先端の尖った卵形 葉縁:鋸歯 巻き髭 托葉あり
花序形:集散花序 開花期:6〜9月 花色: 花径:0.5cm
花の構成:薄緑の花弁;4枚、緑色の雄蘂(それぞれの先端に花被片):4本、
白い雌蘂(蜜を分泌し、橙色→桃色に変わる花磐上にのっている):1本
果実:稀になる 果実形:球状 果実色:薄緑→艶やかな黒
蜜に集まる昆虫:アリ、スズメバチ、ハエ
用途:若芽を野菜や漢方薬に使用
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