ヨシ(葦)
ヨシ(葦、学名:Phragmites australis)は、全世界の温帯?熱帯地域原産で、イネ科ヨシ属の多年草です。別名で、アシ(葦)とも言いますが、「悪(し)」を連想させるので使われません。日本では、北海道〜九州の干潟、湖沼などの湿地に自生します。地下茎が伸びて沼などに大群落を形成します。
草丈は200〜600 cm程になります。葉は広線形をしています。晩夏〜初秋に、長さ20〜50 cmの円錐花序を伸ばし暗紫色の小穂長を付けます。
巻き貝や蟹、小魚の生息地となっており、水鳥も見られます。刈り取って乾燥させてヨシズなどの日除けに利用されます。
葦が登場する有名な短歌
作者 山部赤人
出典 万葉集 第6巻919番歌
原文 「若浦尓 塩満来者 滷乎無美 葦邊乎指天 多頭鳴渡」
詠み 「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺を指して 鶴(たづ)鳴き渡る」
意味 「若の浦に 潮が満ちて来ると 干潟が無くなるので 葦辺(あしべ)を目指して 鶴が鳴きながら飛んで行く」
花言葉
花言葉は「神の信頼」です。
一般名:ヨシ(葦)
、学名:Phragmites australis
、別名:アシ(葦)
、分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱イネ目イネ科ヨシ属
、分布:温帯〜熱帯地域 環境:干潟、湖沼などの湿地
、草丈:200〜500cm 花色:暗紫色 花序形:円錐花序
花序長:20〜50cm
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