マウイは公共の交通機関が発展していないため空港からホテルにたどり着いたり、ホテルからショッピングセンター・観光地に出かけるには車は必須アイテムと言えます。
今回の旅行で飛行機はUSAを利用している(写真1参照)ので、日本からマウイへ行く直行便はありません。そこで、一旦オアフ島(ホノルル)に到着して、次に国内線で乗り継いでマウイ島に飛びます。マウイへはプロペラ機とジェット機があり、それぞれ到着空港が違います。
ジェット機で行くとカフルイ空港に到着しホテル(カパルア)まで車で約1時間かかります。また、残念ながらホテルまでの送迎バスはありません。これに対して、プロペラ機で行くとカパルア空港に到着しホテルまで12〜13分程度で近いし、ホテルからのシャトルバスがあり便利です。
しかし、今回の飛行スケジュールからジェット機を利用することにしました。また、個人的には以前小型プロペラ機に乗った経験から若干恐怖を感じたのであまり好みではありませんですし。
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写真1 一路マウイへ
USAの翼には継ぎ目がなくて綺麗です。ジェット機から下を眺めると白雲が絨毯の様に敷き詰められています。
地上にいるとただの曇りの日ですが...。
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ということで、マウイ空港でレンタカーを借りることにしました。日本で予め「ミッドサイズの車」を予約しておきました。
現地に到着するまでどの車になるかは分かりませんでた。で、結局、トヨタのカローラでした(写真2参照)。
ハワイの場合、日本国内の自動車免許証でレンタカーを借りたり運転できますが、
万全を期して国際免許証を取得しておきしました。取得方法は麹町便り(バックナンバーあり)でお伝えした通りです。なお、日本の運転免許証は必ず携帯しなければなりません。
レンタカーのナンバープレートは「MGL278」でした。覚えておかないと後で困ります。
似たような車種や色、形の車が多いので、覚えていないと一旦降車した後、車に戻れなくなってしまいます。
マウイ(ハワイ全島か?)のナンバープレートは虹の様なデザインが施されていて綺麗です(写真3参照)。
日本でレンタカーを借りるとナンバーに「わ」がつくので分かりますが、マウイではどのように識別しているのでしょう。
ナンバーからは分かりませんでした。ただ、運転中常にライトがつきっぱなしで消そうにも消えなかったので、
案外これがレンタカーを識別する際の特徴かもしれません。
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写真2 レンターカー
「ミッドサイズの車」とは、この場合、トヨタカローラのことだった。
写真3 ナンバープレート
ハワイのナンバープレートは虹の様なレインボーカラーです。レンタカーの場合、ナンバープレートを覚えるか、書き留めておきましょう。下車して戻って来た場合、どの車が自分のかが分からなくなりますのでご注意ください。
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●ガソリンの入れ方
ここからが、セルフ給油の本題です。大まかな手順は次の通りですが、ガスステーション
(G/S:いわゆるガソリンスタンドです)によりやり方は若干異なるかもしれません。
その時はその時。ひたすら頑張りましょう!
@G/Sを選ぶ
ドライブの行き帰りに努めて様々なG/Sの看板を眺めるようにして意中のG/Sを決めておきます。
この辺だとここ、あの辺だとあそこのG/Sという様に。条件は人によって違うと思いますが、通常は@値段が安いこと、
A走行車線側にあり無理なく入れること、B必要な時ということでしょう。
ここではこの看板のG/Sに入りました。
価格は2.19ドル/ガロン。1ドルが125円(2001年8月当時)、ガロンは約3.8リットルですから、
日本円で72円/リットルです。日本での価格が家の近く(東京都江東区)で100円/リットルなので、アメリカは安いと聞いていましたがめちゃめちゃ安いというわけではないですね。聞くとことによれば、アメリカでもハワイとアラスカは高いそうです。
AG/Sに車を乗りつける
目指すG/Sが見えたらウィンカーを出して速やかに入ることは日本と全く同じです。
空いている給油口を見つけて車を付けましょう(写真5)。
丁度1番の給油口が空いてました。
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写真5 G/S内部
2.19ドル/ガロン
空いてる給油口を探します。
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Bキャッシャーに行く
キャッシュカードを使えばすぐに給油できますが、現金で払いたいのでG/S内にある店舗(コンビ二)の
キャッシャーに行って次の様に告げました。
1)使用する給油口のポンプ番号
「No.1のポンプで」
2)給油予定量
「満タンにしたい」
と店の人に伝え、
3)デポジット(手付金)を払う
20ドルを前払いしました。
もしカードで払いたい場合は、この作業は不要です。
Cガソリンの種類を選択
操作盤から、無鉛(UNLEADED アンレディッド)ボタンを押します(写真6)。
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写真6 無縁ガソリンのボタンをプッシュ
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D車の給油口のフタを開ける
車の給油口のフタを開け、キャップをねじって開けます。レンタカーなので普段乗っている自分の車とは異なりますので、
慌てないようフタの開け方は予め車のマニュアルを見て確認しておいてください。
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写真5 車のフタ(フューエルリッド)を開ける
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E給油レバーを押してガソリンを入れる
給油ホースをフック掛けからはずし車の給油口にセットしてください。
そして給油レバーを押して車のガソリンタンクにガソリンを入れます。
給油レバーを押せば、自動的に給油が始まります。そのまま辛抱強く満タンになるのを待ちます。
満タンになれば、自動的に給油が止まります。
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写真6 フタをはずし、給油ガンを
給油口に挿入し、レバーを引く。
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F満タンになった
給油レバーを元のフック掛けに戻します。次に車のキャップを閉めて、フタをパタンと閉めてください。
それほど難しはないでしょう。
満タンになったときの給油機の表示の写真です(写真7)。
上の数字:9.38が値段で、下の数字:4.258が入ったガソリンの量です。
約1,172円を払って、16.2リットルを入れたことになります。
次に、お釣りを返してもらうため、もう一度キャッシャーに行きます。
上記価格に税金を加えて払ったら9.36ドルが戻って来ました。
これでセルフ給油は終了です。この間の所要時間は約10分でした。
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写真7 満タンになりました
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G乗車して燃料計を見ると
「満タンにしたはずなのに!」
燃料計を見ると針が満タンを示すFに今一歩手届かず手前でストップしています(写真8)。
写真では反射していて、少し分かりにくいかもしれません。
「変だな」と思いつつも「これだけ入っているから、まぁいいか」
と出発しました。
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写真8 満タンになってない
燃料計を見ると満タンになっていない、変だな?
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H運転したらFになった
車を運転したら燃料計の針がすーとFになりました。これで満タン一安心です(写真9)。
エンジンをかけないと正しい表示にならないのですね。
満タンになったはずがなっていない、というようなことって何事によらずセンシティブな人間
(ただの神経質と言ってしまえばそれまでですが)には結構気になることです。でもこれで一件落着。
もうセルフ給油は怖くありませんよ。
これで快適なドライブの旅を続けられます。
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写真9 メータがFをさした!
燃料計が満タンになって良かった。
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後日編
ガソリン代を少しでも安くあげるためや自分でも簡単に出来るということで、
最近、日本でもセルフ給油が人気となっています。しかし、注意しないと、給油中に火災が起きて火傷、
いう事体になりかねません。これは静電気が関係しているらしいと言われています。
通常は車体の燃料給油口(フューエルリッド)を開けてフタをはずすことで、
(金属部分に触れるので)静電気が除去されますが、別の人が手伝ってくれようとして
途中から手を出すとその人は静電気が除去されていないので発火の原因となります。
ガソリンは気化しますから静電気は大敵です、
ということで給油は一人でやるのが正解のようです。(2001年10月18日)
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