銀行編

まっ、お題が｢麹町便り｣ですから、麹町にある銀行を取り上げるてぇのが筋ですというもんですが、困ったことに（別に困りはしないんですがね）、麹町には都銀が大方揃っているとまぁこんな具合でございますよ。で、どこを取り上げようかってんで、まぁ、あっしなりに悩んだ訳ですが、いつまで悩んでいてもしかたありませんから、近場ってぇことで、｢みずほ銀行｣さんを取り上げることにしたんですがね。皆さんもご存知の通り、前身が第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行っていう、それぞれにりっぱな銀行が３行も集まって１つの銀行になるって言うんですから、たいしたもんじゃござんせんか。で、ほほうと感心してたんですよ。でも、その一方でなんかこう引っかかるものがあって漠然ですが先行きの不安を持っていたんですよ。あっしの言うことですから気にしないでおくんなさいよ。で、何かと言う｢だい・ふ・こう｣というゴロあわせですね。あなた、めったない組み合わせですよ、こんなのは。御神籤の大凶もんですよ。でも、大吉より数の上じゃ全然少なくないでしょうから、考えようによっては寧ろこれを引けるなんて運が良いと思うんですがね。そんな心配をしてたら、その後、｢みずほ銀行｣っていうええ名に改称したようで良かったんじゃありませんかぃ。
で、ちょっと脇道に逸れちゃうんですけど、これがあなた、ウチの社長がたまたま同名なんですねぇ。
で、本人がなんて言ってたと思います？
｢私の名前を勝手に使わないでよ。後から使うんだったら、みずほBに預金してる全国のみずほ氏に名義料を払うべきよ｣とか、｢みずほ名義の利息だけでも上げてよ｣
なんて言ってるんでございから。まったく何を考えてるでしょうね、あの人ったら。
｢え、なんでございますか。そんなこと言ってないって？冗談ですったら。誰も本気にしてませんから。えっ、ちょっと来いですって。やですわ、暴力反対！｣
まったくもう、固いんだから、ウチの社長ときたら。

で、本題に戻りますってぇと、麹町には第一勧業銀行さんの麹町支店、富士銀行さんの麹町支店、日本興業銀行さんの麹町別館があります。なんとこの３つ、麹町四丁目交差点から一望の元に見渡せる距離にあるんですねぇ、近いじゃないですか。で、みずほになってもそのまま変わらずですから、この4月1日以降、交差点から３つのみずほ銀行が眺められるようになったんですねぇ。

それでは、平成14年4月1日前後の銀行変身の巻。さぁ、さぁ、見てらっしゃい、聞いてらっしゃ〜い。

富士山のロゴと銀行名が壁面に掲げられていた。 ｢富士銀行｣という銀行名の４文字で窓2個分の大きさだったが、

ロゴが｢MIZUHO｣という英文字になり、銀行名が窓一つ分弱と小さくなってしまった。 色使いが紺地に白抜きとなり、全体の文字数が多くなった分目立ち難くなったかも。

それなりの雰囲気を醸し出していたが、

看板が撤去され、そして屋上には何も無くなった。いささか寂い気がする。

使用前（変更前）の富士銀行麹町支店の概観です。

屋上看板の撤去作業が始まった。大型タワークレーンが道路１つを丸々占拠したため、その間の交通が渋滞していた。

白布が被せられている屋上看板。

巨大なタワークレーンが屋上看板を撤去するため接近中

その時の道路の様子

屋上看板撤去さる

正面から見たところ

正面玄関のネームプレートはまだ｢富士銀行｣だが、ショーウィンドウは｢MIZUHO｣に向けて変身済み。

旧銀行名と新銀行名のディスプレイが混在

玄関のネームプレートとショーウィンドウのディスプレイが終了した。

側方の看板も｢MIZUHO みずほ銀行｣にして全面的に完成！

｢富士銀行｣だったが、

朝も夜も｢みずほ銀行｣に統一された。

シンボルカラーの赤地に白文字の看板が建っていたが、

統合後には看板が撤去され屋上には何も無くなってしまった。

屋上看板やビル側面の看板が遠くからも目立っていたが、

屋上看板は無くなり、看板も上品系であまり目立たなくなった。

麹町の場合は、富士銀行とDKBが隣り合わせにあった。

１軒隣同士でみずほ銀行支店が２店舗となった。旧富士銀行はみずほ銀行麹町支店となり、 旧DKBは麹町東支店にそれぞれ名称が変わった。

｢日本興業銀行麹町別館｣から

｢みずほコーポレート銀行麹町センター｣に変わっただけ。

ショーウィンドウにはキューピーちゃん後姿の描かれた額縁が飾ってあったが、

ショーウィンドウの３分の２がスリガラスとなり見えなくなった。
恐らくキューピーちゃん額は撤去され模様であるが定かではない。

こちらのショーウィンドウにもューピーちゃん後姿額縁があったが、

残念ながらこちらの額が撤去されたことは明白である。
がっかりされている諸兄に、キューピーちゃん後姿額縁の拡大図を下にささげる。

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