キリギリス(螽斯)とは
キリギリス(螽斯、学名:Gampsocleis spp.)とは、動物界節足動物門昆虫網バッタ目キリギリス科キリギリス属の昆虫です。
別名で、鳴き方からぎっちょ、はたおりむし(機織虫)、はたおりめ(機織女)、英名では Japanese katydid と呼ばれます。
螽斯は、鈴虫、松虫と共に、江戸時代から鳴く虫として夏の風物詩とされました。
キリギリスはバッタと似ている
キリギリスとバッタは別の亜目ですが似ています。
キリギリスは、クビキリギス、ホシササキリ、コオロギ、ケラ、カマドウマと共にキリギリス亜目の昆虫。
バッタは、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、ショウリョウバッタモドキと共にバッタ亜目の昆虫。
キリギリスとバッタの両者の主な違いは、触覚の長さと体型です。
肢と触覚が長いのがキリギリス、短いのがバッタ。
聴覚器官(耳):キリギリスは前肢の脛部に、バッタは胸と腹部にある。
体高があり短身なのがキリギリス。
キリギリスの雌雄の体の違い
キリギリスの雌雄には、性差があり、
雄は前翅に発音器があり、雌は腹後部(尾部)に刀状の産卵器を持つます。
産卵時に営巣を行わず、雌は土中に産卵器を突き刺して卵を産みます。
一般名:キリギリス(螽斯)、
学名:Gampsocleis spp.、
別名:はたおりむし(機織虫)、はたおりめ(機織女)、ぎっちょ、
別名:Japanese katydid、
分類名:動物界節足動物門昆虫網バッタ目キリギリス科キリギリス属
生息分類:節足動物(昆虫類)、
食性:野菜のタマネギやナス、キュウリや、アブラムシ、セミ、カエルなどの肉食性が強い雑食性、
成虫の出現期:6−9月、
住処:河原の草地やくさむら、
体長:2.5-4cm(成虫)、
翅:緑色又は褐色で小さな黒斑あり、
成虫の体:体高があり短身で、緑色か褐色、触覚が長い
幼虫の体:頭が大きく、体は全身緑色
触覚:体より長く、細い、
前肢:2対に多数の長い棘、後肢:長い、
行動:夜行性、
鳴き声:ギーツチョン、(雄)、雌は鳴かない
寿命:2ケ月−4ケ月、
天敵:鳥、タヌキ、
毒性:無、
孵化期:春(3月-4月)、
羽化期:6月、
繁殖活動期:夏〜秋(6月‐9月)、
備考:
キリギリス亜目-キリギリス、クビキリギス、ホシササキリ、コオロギ、ケラ、カマドウマ
バッタ亜目ーバッタ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、ショウリョウバッタモドキ
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