ベッコウガサ(鼈甲笠) は、磯遊びで採取できるカサガイ目ヨメガカサ科ヨメガカサ属の笠型をした小貝です。
貝殻は殻高があり背面に細い放射肋や茶褐色の斑模様があり、内側は薄黄の真珠光沢があり中央部が鼈甲色をしています。笠頂部は削られて不鮮明になっていることもあります。
身は淡い黄土色で、アワビ(鮑)やトコブシ(床節)に似た楕円形でそれらを極小にしたような形をしています。
殻が笠型で内側が鼈甲色をしていることから名づけられました。
非常に小さいですが、食用となる貝で、味噌汁などにして食べられます。
一般名:ベッコウガサ(鼈甲笠)
学名:Cellana grata
分類名:動物界軟体動物門腹足綱前鰓亜綱カサガイ目ヨメガカサ科ヨメガカサ属
別名:ケルラナ・グラタ(Cellana grata)、ボベ
分布:山陰等日本海側、北海道南部〜四国、九州等の太平洋側 環境:岩礁域の潮間帯、磯、防波堤
殻長:3cm 貝殻形:楕円形で笠型 貝殻色:白っぽい地に細い放射肋、茶色い斑(表:背面)、
淡黄色の真珠光沢で、中央に鼈甲色の斑紋(裏) 身色:飴色 食べ物:藻
産卵期:6〜12月 繁殖方法:放精、放卵 寿命:2年
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ベッコウガサ(鼈甲笠)
城ヶ崎釣り(2009年12月6日)
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