ハマグリ(蛤)籠売り
ハマグリ(蛤)
ハマグリ(蛤)
ハマグリのお吸い物
蛤お吸い物
ハマグリのお吸い物
ハマグリ(蛤)とは
ハマグリ(蛤)とは、マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属の二枚貝です。
北海道以南〜九州の浅海の砂泥底に生息します。貝殻は厚く、丸みのある三角形をしています。
貝殻の表面は平滑で光沢があり美しい模様があり、内側は白色です。殻頂の下に蝶番があり、同じ貝で無いとぴったり合いません。
用途は砂抜きし加熱して身を食用とします。ハマグリにはコハク酸が多く含まれるので旨味が感じられます。
料理方法には、吸い物や、酒蒸し、チャウダー、焼き蛤、和(あ)え物、はまぐり飯、佃煮、甘く煮て寿司ネタなどにして食べます。
旬は2〜4月で、特に、3月のひな祭りには縁起物としてお吸い物にして提供されます。
主産地は、桑名の蛤と言われる伊勢湾(和歌山県)や、有明海(熊本県)、周防灘(大分県)などです。
残念ながら成長が遅く大きくなるまで5〜6年かかります。殻長は、2年で3cm、4年で4cm、5年で5cmで、最大で8cmになります。
今では海岸の埋め立てや水質悪化などで激減しており、絶滅危惧II類に指定されました。
和名の由来
栗の実に似て浜辺に居るから。
ハマグリと伝承・民話
「古事記」ー大国主神の火傷をハマグリの出汁で治した。
「その手は桑名の焼き蛤」ー三重県「桑名」の名物「焼き蛤」を、「食わな」に語呂合わせし、そんなうまいことを言ってもその手にのらないということ。
ハマグリの季語
ハマグリは、春の季語です。
貝合わせ
鎌倉時代以降に、貝合(かいあわせ)の遊び道具として利用されました。
2枚貝の種類
シジミ(蜆)やアサリ(浅利)と同様に食べられますが、貝の大きさは、一般に、
シジミ<アサリ<ハマグリの順に大きくなります。
名前にハマグリと付きますが
最近は獲れなくなり、代わりに、シナハマグリ(M. petechialis)やチョウセンハマグリ(M. lamarcki)などが多く出回っています。
鹿島灘(茨城県)では、チョウセンハマグリの稚貝が放流・養殖・出荷されています。
ハマグリと同様に食用とされるほか、碁石の白石に使われます。
一般名:ハマグリ(蛤)
、学名:Meretrix lusoria
、別名:マハマグリ(真蛤)、Common orient clam
、分類名:動物界軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属
、分布:北海道以南〜九州の日本 生活環境:浅海の砂泥底
、貝長:7〜8cm 貝幅:3〜4cm 貝高:5〜6cm
貝殻:厚みがある。光沢のある綺麗な模様(外側)、白(内側)
貝形:2枚の殻で形成
発生:卵生 産卵期:5〜10月 旬:2〜4月
用途:砂抜きし加熱して身を食用とする、チョウセンハマグリは白の碁石、貝合わせ
料理方法:吸い物、酒蒸し、チャウダー、焼き蛤など
主産地:チョウセンハマグリ-鹿島灘(茨城県)
ハマグリ-桑名の蛤−伊勢湾(和歌山県)、有明海(熊本県)、周防灘(大分県)
備考:成長が遅い、絶滅危惧II類
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