コウヨウザン(広葉杉)とは、中国を代表する杉として知られるマツ目ヒノキ科コウヨウザン属の常緑針葉樹の高木です。幹は直立し、樹冠は広円錐形をしています。樹皮は黒褐色で縦に裂けます。
扁平な葉は長披針形で先端が鋭どく尖り2列羽状複葉を成しています。葉縁には細かい鋸歯が有ります。
雌雄同株で雄花は枝先に群生し、雌花は単生します。春に開花し、秋に卵球形の堅果がなります。
緑色の果実は熟すと褐色になり枝ごと落下します。公園樹や神社の木として植えられますが、材は脆いので日本では建築材料には使われず、白蟻に強いことから家具材とされます。
一般名:コウヨウザン(広葉杉)
学名:Cunninghamia lanceolata
別名:カントンスギ(関東杉)、リュウキュウスギ(琉球杉)、オランダモミ(阿蘭陀樅)
分類名:植物界球果植物門マツ綱マツ目ヒノキ科(スギ科)コウヨウザン属
原産地:中国
生活型:常緑針葉樹の高木 成長:早いため密度が低く折れやすい
樹冠:広円錐形 幹:直立 樹高:20〜30m 幹の直径:1m 樹皮:黒褐色で縦に裂ける
葉色:濃緑色 葉身:3〜6cm 葉形:扁平で長披針形で先端が鋭利で2列羽状複葉を成す 葉縁:細かい鋸歯有
開花期:4月 雌雄同株 雄花:枝先に群生 雌花:単生 雄花長:cm
果実:硬果 果実形:卵球形で翼有 成実期:10月 球果:3〜5cmで熟すと枝ごと落下 折れた枝から芽が出ます。
球果色:緑→褐色 種子:扁平かつ楕円形で黄褐色
備考:杉に似た幅広の葉を持つ
用途:公園樹、神社樹、家具(白アリに強いが材の密度が低い)
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青蓮院(2009年11月23日)
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