マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎)とは、日本固有種で、梅雨時に花穂に黄色い小花を多数付けるブナ科マテバシイ属の常緑高木です。
薪炭用に植えられたものが紀伊半島〜四国〜九州〜沖縄などの暖地では野生化し自生しています。
葉は艶やかで、先端に近い所で幅が最大となる長楕円形をしており、縁縁はギザギザの無い、いわゆる、全縁で、枝に互生してつきます。
秋に、長楕円形をした、通称、「どんぐり」と呼ばれる硬い果実を付けます。
どんぐりは、栗ほど一般的ではありませんが、そのまま炒れば食べられます。
一般名:マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎)
学名:Lithocarpus edulis
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ブナ目ブナ科マテバシイ属
別名:マタジイ、マテバガシ(馬刀葉樫)、サツマジイ
生息分布:関東〜沖縄 自生:紀伊半島〜四国〜九州〜沖縄
生活型:常緑高木 樹高:10〜15m 樹形:枝葉が密に生えて丸い樹形
樹皮:灰黒色で平滑だが皮目に白い縦筋が入る
葉形:先端に近い所で幅が最大となる長楕円形
開花期:5〜6月 花色:黄色
用途:街路樹、公園樹、シイタケ原木、薪炭材、器具材、食用(果実)
特記:日本固有種、薪炭用に植えられたものが暖地で野生化
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