タラヨウ(多羅葉)とは、春〜初夏、黄緑色の小花が多数集合し丸い花房を作るニシキギ目モチノキ科モチノキ属の暖地性の常緑高木です。秋に赤い球状の小さな果実を付けます。
葉は皮質で光沢があり、葉縁に鋸歯があります。火で葉を炙ると、その周囲に死環という黒い輪が出来ます。
花名は、葉裏に傷をつけると黒くなることが、葉に経文を書いた多羅樹に例えられたことによります。
庭木として植えられますが仏縁があるとされ寺院によく植えられています。
一般名:タラヨウ(多羅葉)
学名:Ilex latifolia
別名:モンツキシバ
分類名:植物界被子植物双子葉植物綱ニシキギ目モチノキ科モチノキ属
分布:静岡以南〜四国、九州の日本、中国 環境:山地
樹高:10〜30m
葉形:先の尖った卵形 葉長:10〜17cm 葉幅:4〜7cm 葉縁:鋭い鋸歯 株:雌雄異株
花色:黄緑 開花期:4〜6月
成実期:11月 果実形:球状 果実色:赤 果実径:0.8cm
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タラヨウ(多羅葉)
東京都薬用植物園(2009年3月8日)
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