ウパスノキ(upasの木) とは、インド東部からマレーシアなどの東南アジアに分布する
イラクサ目クワ科ウパス属の常緑高木です。
樹高が50mを超える巨木になり、樹皮は灰色で、緑色の長楕円形の葉には葉柄があり互生してつきます。
株は雌雄同株で、花は雌雄異花です。
雄花は花枝先端に板状に多数集合して付き、雌花は短い花柄に1個ずつ付きます。
花後に成る果実は液果で濃紅色に熟します。
イポー毒
乳状の樹液(乳液)ウパスには、猛毒(イポー毒)となるアンチアリンが含まれ、
原住民が吹き矢の先に塗ったり毒矢として狩猟や戦さに用いたことで有名です。
樹皮からは丈夫な繊維が採取されます。
一般名:ウパスノキ(upasの木)
学名:Antiaris toxicaria
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱イラクサ目クワ科ウパス属
生息分布:インド東部からマレーシアなどの東南アジア 環境:熱帯地方
別名:upas tree(ウパスツリー)、イポー (Ipoh) 、ヒポー、Malay upas(マレーウパス)、Antiaris toxicaria、(アコ)
生活型:常緑高木
樹高:50m 樹皮色:灰色 葉の付き方:互生
葉形:長楕円形 葉長:10〜20cm
葉柄:2.5cm
株:雌雄同株 花:雌雄異花
雄花付き方:花枝先端に板状に多数集合して付く
雌花付き方:短い花柄に1個ずつ付く
果実形:液果 果実色:濃紅色 種子:1個内蔵
備考:有毒植物 矢毒の原料として有名
■関連ページ
ウパスノキ
東京都薬用植物園(2013年3月3日)
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