アサヒガニ(旭蟹、朝日蟹、学名:Ranina ranina)とは、固い鎧のような鮮紅色の殻に覆われたエビ目アサヒガニ科アサヒガニ属の南方系の蟹です。
茹でられる前の生前から甲羅が赤く、また甲羅の形が中央部で丸味を帯び盛り上がっていることから朝日(旭)のように見えなくもありません。
一般に、蟹の甲羅は横ですが、このアサヒガニは縦長の体形です。
大きい鎌状の蟹爪を持っていますが、甲羅の大きさに比べると手脚は短いです。
歩行は一般の蟹のように横に歩行せず、蟹爪などを使って前に遊泳し、身を潜めるために砂泥底に潜るときは後ろ足で砂を掻き分け身を隠し目だけ出します。
肉食性で貝やゴカイ(沙蚕)などを食べます。
食用となる蟹で、身は白く、ミソは黄色で、味は比較的淡白です。
一般名:アサヒガニ(旭蟹、朝日蟹)、学名:Ranina ranina
、別名:ヨロイガニ(鎧蟹)、Spanner crab(スパナークラブ)、Frog crab(フロッグクラブ)、Red frog crab
、分類名:動物界節足動物門甲羅亜門エビ綱エビ目エビ亜目カニ下目アサヒガニ科アサヒガニ属
、生息分布:日本(鹿児島、大分、静岡、奄美大島)、オセアニア、インド洋、ハワイ、アフリカ 環境:砂泥底
、生活型:南方系の大型の蟹
甲幅:10〜15cm 甲羅形:縦長 甲羅色:鮮紅色(生前から)
歩行:横歩行せず、前に移動し後ろ足で潜る
食性:貝やゴカイ等の小動物を食べる肉食性
食用の可否:可 旬:9〜11月
身色:白(蟹肉)、黄(ミソ、中腸腺)
料理法:塩茹、焼き、鍋、サラダ、味噌汁 味:淡白
備考:一属一種のみ
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