ゴカイ(沙蚕)とは、多毛綱サシバゴカイ目ゴカイ超科ゴカイ科の動物です。
体色は赤茶色で、体は細長く、体の両脇に多数の剛物の生えた肢があります。
ゴカイ科には、ヤマトカワゴカイ、ヒメヤマトカワゴカイ、アシナガゴカイ、ウチワゴカイ、アリアケカワゴカイなどがいます。
生殖期は冬の夜、多数の雌雄が群泳(水面を泳ぎながら卵や精子を水中に放出し受精させ、その後死亡)して子孫を残します。
ゴカイの寿命は、イカ(烏賊)と同様、1年です。
一般に、ゴカイを見る機会が多いのは生牡蠣を食べ終えて殻をどけた時、皿上や溜り水を泳いでいる姿でしょう。
これにはびっくりさせられますが、例え知らずに食べてしまったとしても無害のようです。
釣り人には刺し餌として馴染み深いものです。
ゴカイは、水質浄化の役立つとされ水質調査にも使われています。
一般名:ゴカイ(沙蚕)
学名:Neanthes
分類名:動物界環形動物門多毛綱サシバゴカイ目ゴカイ超科ゴカイ科
別名:Ragworm
生息分布:日本全国、世界中 環境:岩礁、砂底、干潟などの浅海の砂泥底
全長:2〜12cm 体色:赤茶 体形:細長 出現時期:周年
食べ物:砂泥に含まれる有機物 天敵:魚類、チドリやシギ類等の小鳥
生殖期:11〜翌年1月 生殖方法:群泳(多数の雌雄が水面を泳ぎながら卵や精子を水中に放出し、受精、その後死亡)
天敵:アサヒガニ(旭蟹)やカブトガニなどの蟹類
寿命:1年
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ゴカイ(沙蚕)
2009年11月10日memo
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