ハイイロリス(灰色栗鼠、学名:Sciurus carolinensis)は、メキシコ湾〜カナダの北米東部の森林に生息する齧歯目リス科リス亜科リス属の樹上性の大型リスです。
トウブハイイロリス(東部灰色栗鼠)や、Eastern gray squirrel、grey squirrelとも呼ばれます。
体毛色は灰色で、腹部は白く、ふさふさした大きな尾は体と同じ長さがあります。
昼行性で木の実や木の芽、果実、キノコ、昆虫類などを菜食します。
前足で餌を持ったり、土中や木の隙間などに埋めて食べ物を貯蔵する習性があります。
顎が強力で、堅いクルミの殻を割って食べます。
尻尾は木々を移動するときのバランスをとったり、体温調節を行ったり、仲間同士のコミュニケーションをはかることに使われます。
アメリカやカナダ、ハイイロリスが移入された英国などで、ブナ、オークなどの樹皮を剥ぎ内部組織や樹液を食べるため被害が深刻になっており、
駆逐の意味もあって狩猟対象となりジビエとして食されています。
また、キタリスなどの在来種にとっては脅威となるパラポックスウイルスを保菌しています。
一般名:ハイイロリス(灰色栗鼠)
学名:Sciurus carolinensis、シノニム:Acsiurus caroolinensis
別名:Grau squirrel
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱齧歯目(ネズミ目)リス科リス亜科リス属
分布:アメリカ・テキサス州東部〜カナダ南東部の北米 環境:森林
体長:45〜50cm(尾含む) 尾長:23〜24cm 体重:0.4〜0.7Kg 体毛色:灰色、白(腹部)
食性:木の実、木の芽、果実、キノコなどの草食主体で、他にアリやセミ等の昆虫類を食べる雑食性
行動:昼行性 繁殖:胎生 天敵:フクロウやタカ等の鳥類、テン等の動物 社会性:単独行動 縄張り意識:少 冬眠:しない
移入:英国、南アフリカ
侵入外来種に指定されています。
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