リス(栗鼠)は、齧歯目(ネズミ目)リス科リス亜科の小型の動物です。
尾が身体と同じ位長く、 大きくフサフサしています。
樹上で生活するタイプと地上で生活するタイプ、その中間のタイプがいます。
昼行性で、木の実や果実、キノコ、昆虫類、小鳥の卵などを食べます。
在来種にニホンリス(日本栗鼠)がいますが、最近では外来種のタイワンリスが日本各地で繁殖し増加しています。
一般名:リス(栗鼠)
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱:齧歯目(ネズミ目)リス科リス亜科
食性:木の実、果実、花の蕾、樹皮、アリやセミ等の昆虫類、野鳥の卵
行動:昼行性
タイワンリスとニホンリスの違い
違い
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ニホンリス(日本栗鼠)
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タイワンリス(台湾栗鼠)
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属
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リス属
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ハイガシラリス属
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種
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ニホンリ
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クリハラリス
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体重
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小 250〜310g
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大 300〜350g
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頭胴長(尾を除く全長)
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小 16〜22cm
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大 20〜22cm
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尾長
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小 14〜17cm
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大17〜20cm
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腹色
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白
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栗色
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耳
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ふさ毛あり
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ふさ毛なし
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●栗鼠の種類
リス(栗鼠)
キタリス(北栗鼠)
タイワンリス(台湾栗鼠)
チョウセンシマリス(朝鮮縞栗鼠)
ハイイイロリス(灰色栗鼠)
●ニホンリス(日本栗鼠)
日本原産の、いわゆる在来種の栗鼠で、毛の色が夏毛と冬毛で変わり、夏毛は赤褐色、冬毛は灰褐色をしています。
ドングリやオニグルミ、チョウセンゴヨウなど木の種子や、栗やオニグルミ、
コナラなどの若芽や若葉、アケビなどの果実、キノコや昆虫を食べます。
学名:Sciurus lis(スキウルス・リス)
原産地:本州〜四国、九州の日本 環境:常緑広葉樹林
●タイワンリス(台湾栗鼠)
台湾南部を原産地とするリスで、クリハラリスの台湾固有亜種です。
背中は黒と栗色(黄土色)が混ざった色をしており、腹部は栗色です。
日本の動物園から逃げ出して以来、野生で増え続けており、農産物や樹木、在来種に被害を与えています。
学名:Callosciurus erythraeus thaiwanensis
英名:Formosan squirrel
分布:南アジア 環境:常緑広葉樹林
全長:20〜22cm 体重:300〜350g 尾長:17〜20cm 体色:黒と栗色(背)、栗色(腹)
■関連ページ
リス(栗鼠)
シンガポール植物園(2011年5月1日)
動物図鑑
麹町便り
memo
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