ハツカネズミ(二十日鼠)とは
ハツカネズミ(二十日鼠学名:Mus musculus)とは、齧歯目ネズミ科ハツカネズミ属の小型動物です。
ハツカネズミとドブネズミ、クマネズミの3種は民家に住み着く鼠「イエネズミ」です。
ハツカネズミの体は他のネズミの半分以下の大きさです。
尾は頭胴長より短く、耳が大きいです。
体色は薄茶色や白で、白いものはアルビノといい色素を持たない変異種です。目は黒い。
ネズミの繁殖
繁殖は胎生で産まれたばかりの仔は小さく目は見えず無毛でピンク色をしています。
繁殖期は野生下では春と秋、家に住み着いたネズミは一年中繁殖します。
産まれて2ヶ月すると性成熟し仔を産めます。
妊娠期間は20日、一度に雌が産む仔の数は5匹で、母親が母乳で育てます。
マウスはハツカネズミを実験用に改良したものです。
ネズミを防御する植物
ネズミは、畑や荒地、家などに住んで、穀類や果実、芋などの植物食を好んで食べます。
保存されている食料が鼠の食害にあうことは多いですが、生命力のある植物の中には鼠を近づけない防衛本能を持っているものもあります。例えば、イチョウは果実の種子(銀杏)を守るため、成熟した果実の外皮から酪酸やヘプタン酸という強烈な悪臭を発し鼠を追い払っています。
イエネズミとノネズミ
イエネズミ
家に住みつく鼠ーードブネズミ(ラットを含む)、クマネズミ、ハツカネズミ
ノネズミ
畑や雑木林に生息する鼠ーアカネズミ、ヒメネズミ。
天敵はフクロウ(梟、学名:Strix uralensis)、シロフクロウ(学名:Bubo scandiacus)など。
一般名:ハツカネズミ(二十日鼠)
、学名:Mus musculus
、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱目齧歯目(ネズミ目)ネズミ科ハツカネズミ属
、別名:House mouse
、生息分布:世界中 環境:田畑、草地、農家など
、体長(頭胴長):7cm 尾長(尻尾の長さ):7cm
、体重:10〜20g 体色:薄茶(白いものは色素を持たない変異種:アルビノ)
、目色:黒
、食べ物:穀類や種子などの植物性
、繁殖:胎生 妊娠期間:20日
、一度に雌が産む仔の数:5匹
、性成熟:2ヶ月 繁殖期:春と秋(野生)、一年中(家内)
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