シリケンイモリ(尻剣井守) は、奄美大島、沖縄島、渡嘉敷島で見られるサンショウウオ目イモリ科イモリ属シリケンイモリ種のイモリです。
平地から山頂付近の池沼、湿った林床で生活しています。
ニホンイモリ(日本井守) に比べて体が大きく、とりわけ尾が長く剣のように鋭いです。
体色は、背側が暗褐色をしており、黄色い筋模様が入ったり青白い斑紋が全身に広がっています。
ニホンイモリは水中で生活しますが、本種は陸生が強いです。
奄美大島(日本)固有亜種にアマミシリケンイモリ(学名:C.e.ensicauda)、沖縄(日本)固有亜種にオキナワシリケンイモリ(学名:C.e.popei)がいます。
一般名:シリケンイモリ(尻剣井守)
学名:Cynops ensicauda
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門両生綱サンショウウオ目(有尾目)イモリ亜目イモリ上科イモリ科イモリ属シリケンイモリ種
別名:Sword-tail newt
生息分布:奄美大島、沖縄島、渡嘉敷島の日本 環境:平地から山頂付近の池沼、湿った林床
体長:11〜15cm(雌が雄より一回り大きい) 体表色:暗褐色(背側)、橙(腹側) 姿:2対4本の足と剣のように鋭く長い尾
食べ物:ミミズ、昆虫、カエル、サンショウウオ等を捕食する肉食性
産卵期:1〜7月 繁殖形態:卵生 産卵場所:水中の水草
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