コウテイペンギン(皇帝Penguin)は、南極大陸周辺に生息し
ペンギン中で身体が最大となるペンギン目ペンギン科コウテイペンギン属の鳥類です。
潜水能力は鳥類最高で、深いところまで潜ります。
体長は100〜130cmにもなり、極寒地で生活するため脂肪を蓄えて大きいことはさておき、太っています。
耳から喉、上胸、嘴鞘が黄色で、頭部やフリッパー、尾羽、脚が黒く、腹部は白で、背中は灰色です。
食べ物は魚やイカ(烏賊)、オキアミ等の肉食性です。
天敵は、シャチやヒョウアザラシです。
通常は海上で集団で生活し、繁殖期は陸に移動します。
繁殖は産卵で行い、5〜6月に南極の氷原で1個の卵を産卵します。
巣を持たず、雄が足上に卵を乗せ、抱卵嚢と呼ばれるお腹の皮膚を被せて暖めます。
その間、雌は海で生活し餌を捕獲し、延々と大陸を歩いて雄に餌を与えます。
孵化後の雛への育児や餌やりは、雌雄で行ないます。
また、その際に子の無い若鳥が雛の世話をするクレイシ(保育所)を作ります。
皇帝ペンギンは、キングペンギンと似ていますが、キングペンギンより大きく、頭部〜上胸の色が異なります。
また、嘴ロとフリッパーの長さも違います。
一般名:コウテイペンギン(皇帝Penguin)
学名:Aptenodytes forsteri
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門鳥綱ペンギン目ペンギン科コウテイペンギン属
別名:Emperor Penguin(エンペラー・ペンギン)
生息地:南極大陸周辺 環境:海上で集団生活(非繁殖期)
体長:100〜130cm 体重:30〜45Kg 耳〜喉〜上胸、嘴鞘が黄色、頭部、フリッパー、
尾羽が黒、腹部が白、背中が灰色 雄だけが抱卵
キングペンギン似だが、頭部〜上胸の色が違う、嘴ロとフリッパーの長さが違う
食べ物:魚、イカ(烏賊)、オキアミ等の肉食性
繁殖:卵生 一度に雌が産む卵の数:1個 産卵期:5〜6月 卵の孵化:8月 卵サイズ:直径12cm 重さ:450g 天敵:シャチ、ヒョウアザラシ
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