シュバシコウ(朱嘴鸛)とは、コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属シュバシコウ種の鳥です。
クチバシ(嘴)と足が朱色で、全体的に羽毛は白、風切羽が黒いコウノトリです。
赤ん坊を運んでくるといわれているコウノトリとはこのシュバシコウのことです。
由来は、普段はアフリカに生息していますが、繁殖のため欧州に飛来し民家の屋根や塔に巣作りする身近な鳥で、
人に危害を加えず、雌雄が抱卵し、仔育てを行うことが好感されたようで、ドイツでは国鳥に指定されています。
成鳥は、声を出す筋肉が発達していないため鳴けません。
その代り自分の存在を示すために、頭を後ろに仰け反らせて嘴を「カカカカ」と叩くクラッタリング行為を行います。
コウノトリ(鸛、鵠の鳥)と同化同属ですが、別種(コウノトリ種)で、見た目の大きな違いは嘴色で、シュバシコウは朱色、コウノトリは黒です。
一般名:シュバシコウ(朱嘴鸛)
学名:Ciconia ciconia ciconia
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門鳥綱コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属シュバシコウ種
別名:White Stork
分布:アフリカ、中近東、欧州 環境:屋根、塔
全長:1m 渡り鳥:アフリカ(冬)→欧州(繁殖) 鳴き声:鳴かない 産卵場所:屋根、塔 備考:ドイツの国鳥
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