ユリカモメ(百合鴎)

【かぎけんWEB】
ユリカモメとはチドリ目カモメ科カモメ属の海鳥です。
足を見て! カモメはピンク、ウミネコは黄色、ユリカモメは赤、ミツユビカモメは黒でっせ

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ユリカモメ(百合鴎) とは、日本へは冬に飛来するチドリ目カモメ科カモメ属の渡り鳥です。 嘴、脚、水掻が朱色で、耳の横に黒い斑模様があり、嘴と脚が細長く、羽は灰色です。
日本では冬に見る鳥なので冬羽のイメージとして定着しており、体が白く、嘴・足・水掻きが赤いことで認識されています。 夏は日本にいないので夏羽は見られませんが、英名で、Black-headed Gullと呼ばれるように、頭部が黒くなります。 伊勢物語に出てくる「都鳥」とは、このユリカモメ(百合鴎)ではないかと言われます。 同じカモメ仲間のカモメやウミネコとは、嘴、脚、水掻きの色が異なり、 カモメ(鴎)は、ピンク、 ウミネコ(海猫)は黄色なので、見分けられます。

一般名:ユリカモメ(百合鴎)
学名:Larus ridibundus
科属名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門鳥綱チドリ目カモメ科カモメ属
別名:Black-headed Gull(夏羽で頭部が黒いことから)
生息分布:夏はユーラシア大陸北部、冬は南下して日本全国にも飛来 環境:海岸、川、沼、水田などの水辺
全長:40cm 体表色:薄灰色(背)、白(腹) 脚色:朱色 嘴色:朱色で先端が黒  生活:大きな群れで集団生活 行動:日中餌を採取する昼行性  食べ物:昆虫、無脊椎動物、魚、甲殻類、草の種子  繁殖形態:産卵 繁殖時期:4〜7月 夫婦:一夫一妻 一度に雌が産む卵数:2〜3個  育雛:雌雄で抱卵 育雛期間:25日 営巣:地上 

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●ユリカモメ(百合鴎)のショートショート


ユリカモメ(百合鴎)
「ぱたぱたぱた」

ユリカモメ(百合鴎)
「やぁ、こんにちは、ユリカモメです。嘴も足も水掻きも赤だっせ。」

ユリカモメ(百合鴎)
「その点、同じカモメ仲間でも、カモメは、嘴、足、水掻きがピンクだよ。」

カモメ

ワイがカモメでっせ。

ユリカモメ(百合鴎)
「ウミネコは、嘴、足、水掻きは黄色だよ。覚えといてね。」

ウミネコ


ワイがウミネコだっせ。

ユリカモメ(百合鴎)
「もう一つの特徴は耳の横に黒斑があること。見たなぁ〜」

ユリカモメ(百合鴎)
「おいおい、お客さん脅してどないすんねん。」

ユリカモメ(百合鴎)
「そやった。ワテが悪うおした。」

ユリカモメ(百合鴎)
「皆、川で漁してるぞ。ワテらも働かんばなぁ。」

ユリカモメ(百合鴎)
「そやなぁ」
ユリカモメ(百合鴎)
2010年元旦、小名木川で


●城ヶ崎海岸の百合鴎(2013年1月20日)


ユリカモメ(百合鴎)
ユリカモメ(百合鴎)

ユリカモメ(百合鴎)
城ヶ崎海岸で、2013年1月20日


●京都市動物園(2009年11月22日)

ユリカモメ
ユリカモメ(百合鴎)
京都市動物園で、2009年11月22日