ラブカ(羅鱶)は、深海に生息するカグラザメ目ラブカ科ラブカ属のサメ(鮫)です。
鮫とは言え、体はウナギに似て細長く寸胴で、口の位置は鮫とは異なり頭の先端にあります。
鮫は腹側に口があります。
体長は1〜2mあり頭が大きく尾に近づくにつれ細くなります。
ラブカはクラドセラケ(Cladoselache) という古生代の鮫に似ています。
しかし、鰓数がクラドセラケは7対であるのに対し、ラブカは6対です。ちなみに、サメは5対あります。
一般名:ラブカ(羅鱶)
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門軟骨魚綱カグラザメ目ラブカ科ラブカ属
学名:Chlamydoselachus anguineus
別名:Frilled shark
生息分布:全世界 環境:深海の海底
全長:100〜200cm 体表色:灰色
口:頭部の先端についている
鰭:小さな背鰭が1つ体後方にある
尾鰭:長い上葉のみ 鰓裂:襞状(フリルのような)鰓が6対
繁殖方法:胎生だが卵を子宮で孵化させる 一度に雌が産む幼魚数:10尾程
妊娠期間:2年 胎魚長:50cm
備考:鰓数がサメは5対、クラドセラケ*は7対、ラブカは6対
*クラドセラケ(Cladoselache) とはデボン紀後期に生息していたと言われる古代の鮫です。
ラブカ(羅鱶)
新江ノ島水族館(2011年7月9日)
サメ(鮫)
魚類図鑑
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