ヒレグロカレイ(鰭黒鰈) は、北海道〜東北や、山陰でとれる
カレイ目カレイ科ヒレグロ属の海水魚です。
体形は細長く、体高は低く、身は薄く、鰓が黒く、口は小、無眼側の頭部に
多数の粘液口があるので体表面がヌルヌルしています。
体表面の色は、有眼側(表側)は、薄茶〜茶、無眼側(裏側)は、白〜灰褐色です。
体側線は体中央をほぼ真っ直ぐ縦断します。
魚名は、鰭が黒いことから命名されました。
別名で、ヤマガレイや、ベランスカレイとも呼ばれます。
食性は、ゴカイやエビ、貝などで、春〜夏に沿岸で産卵します。
水分の多い魚で、身はきめ細やか、鰭部分はとろけるような食感があります。
鮮度の良いものは刺身でも食べられます。
水分がとにかく多いので、調理する前に塩を振ったり、乾かして方が良いです。
その他、煮つけや、唐揚、干物、練り物にして食べます。
大衆魚なので、値段は安いです。
クロガレイ(黒鰈)と似ています。
一般名:ヒレグロカレイ(鰭黒鰈)
学名:Glyptocephalus stelleri
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門硬骨魚綱カレイ目カレイ科ヒレグロ属
別名:ヒレグロ(鰭黒)、ヤマガレイ、ベランス、ベランスカレイ、
クロヤナギ(黒柳)、オイラン、オイランガレイ、ナメタ、オキヤナギ
分布:日本海全域〜東シナ海、サハリン、千島列島南部〜駿河湾 環境:広域(水深40〜700m)
全長:40cm 体色:薄茶〜茶(有眼側、背側)、白〜灰褐色(腹側)
食性:ゴカイ、エビ、貝
繁殖方法:産卵 繁殖期(産卵期):4〜8月
調理方法:刺身、煮付け、唐揚、干物、練り物
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