イカナゴ(玉筋魚)は、春に出廻る新物の釘煮が美味しい
スズキ目イカナゴ科イカナゴ属の海水魚です。
細長い魚で、成長過程の大きさや、地方により、呼び方が異なります。
2cm程の稚魚はコウナゴ(小女子)、
4cm程の魚はオオナゴ(大女子)やカマスゴ(加末須古)と呼ばれ、最大20cmまで成長します。
英名では、Japanese sand lance(ジャパニーズ・サンド・ランス)
と呼ばれます。lanceとは英語で、ヤリ(槍)を意味します。
水温が15度超になる夏は、夏眠のため、砂に潜ってしまいます。
瀬戸内海に面した神戸には伝統的な佃煮の「釘煮」があり、春先に、旬のイカナゴを砂糖や醤油、
(お好みで)柚子や生姜を入れて大釜で煮詰めて作ります。
釘煮という名前は、煮る時に釘を入れて煮るということからではなく、
飴色に煮詰めて完成した佃煮の色と姿が錆びた釘の色に似ていることによります。
一般名:イカナゴ(玉筋魚)
、学名:Ammodytes personatus
、分類名:動物界脊索動物門条鰭綱スズキ目イカナゴ科イカナゴ属
、別名:コウナゴ(小女子、幼魚)、カマスゴ、Japanese sand lance
、分布:瀬戸内海 環境:汽水域の泥干潟
、全長:2〜20cm 体色:灰色 食べ物:プランクトン
活動:春 繁殖方法:産卵 産卵期:12月〜翌年1月 産卵場所:浅瀬の砂底
解禁日:2月後半〜4月末日 イカナゴの旬:3月末
特徴:水温が15度超になると夏眠する。
料理法:釘煮、釜揚げ、チリメン(ちりめん)、魚醤
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