コノシロ とは、ニシン目ニシン科ニシン属の海水魚です。
温暖な内湾や汽水域に群れで生息しています。
最大で30cmほどになり、体形は左右に側扁しています。
いわゆる青魚の一種で、背側は青緑地で7、8本の縦方向の点線が目立ち、腹側は銀白色です。
尾鰭は黄色で二叉し、口は丸く小さい。
食性はプランクトンや小型の甲殻類、藻類を食べる雑食性です。
サッパと似ていますが、コノシロは鰓蓋後に大きな黒斑が1つあり、
背鰭の最後部が長く伸びるのが特徴です。
出生魚で小さいものから、シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロと
成長の段階で名前が変わります。
傷みやすく特有の魚臭があり、小骨が多いので酢締めにして食べると美味しいです。
特に、コハダは、お正月に粟酢漬けとして食べられる他、寿司種として人気です。
一般名:コノシロ
学名:Konosirus punctatus
別名:ジャコ(高知県)、Dotted gizzard shad
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱ニシン目ニシン科ニシン属
生息分布:宮城県以南の太平洋沿岸、新潟県沿岸 生活環境:汽水域、内湾
全長:5cm(シンコ)〜10cm(幼魚:コハダ)〜13cm(ナカズミ)〜30cm(成魚:コノシロ)
体形:左右に側扁
体表色:背側は青緑地で7、8本の縦方向の点線が目立つ、腹側は銀白色、
尾鰭形:二叉 尾鰭色:黄色
口:小さく丸い
社会性:群泳 食性:プランクトンや小型の甲殻類、藻類
繁殖方法:産卵 産卵期:春 卵径:1.5mm
特徴:鰓蓋後に大きな黒斑が1つ、背鰭最後部が長く伸びる 寿命:3年
用途:食用魚 料理方法:幼魚はコハダ握り寿司や粟酢漬け、成魚は刺身、塩焼き、唐揚、煮干
似た魚:サッパ
備考:出世魚、傷みやすく臭みがあり、小骨も多いので酢締めされる
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