サザン・グローブフィッシュ(Southern grove fish)は、フグ目ハリセンボン科ハリセンボン属のハリセンボン(針千本)です。
紀伊半島以南〜南日本や、オーストラリア南部、西部、タスマニア島沿岸の浅い岩礁域や湾に生息します。
体表色は、背側は茶色で、腹側は白く、体側には4本の茶色い太い横帯が入り、その内1本は眼を通ります。歯は嘴のように癒合して硬いものを噛み砕けます。
皮膚に黄色い棘が多数あり、普段は寝かせて泳いでいますが、
身を守るときや威嚇するときに水を飲み込んで体を膨らませるせると同時に針が立ちます。
眼は大きく虹彩は黒い。
ハリセンン科の魚なのでハラビレが無く、大きな胸鰭・臀鰭・背鰭を使ってパタパタとゆっくり泳いだり、ホバリングします。
夜行性で、海底の貝や、カニ、エビ、ウニなどを、頑丈な歯で噛み砕いて食べる動物食性です。
単身、あるいは小グループで行動します。
英名で、ポーキュパインフィッシュ(Porcupine fish)と言います。Porcupineとはヤマアラシのことです。
名前の由来は、主、南方(Southern)に生息し、皮膚の表面に多数棘状の針があることに因みます。
一般名:サザン・グローブフィッシュ(Southern grove fish)
学名:Diodon nicthemerus
別名:ポーキュパインフィッシュ(Porcupine fish)、Slender spined porcupine fish
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱フグ目ハリセンボン科(Diodontidae)ハリセンボン(属Diodon)
生息分布:紀伊半島以南〜南日本、オーストラリア南部、西部、タスマニア島沿岸 環境:浅い沿岸の岩礁域、湾
全長:30〜40cm 体表色:背側は茶色で、腹側は白い。
体側は白地に4本の茶色い横帯が入る。その内1本は眼を通る。 皮膚:厚い
丈夫な歯:嘴のように癒合して硬いものを噛み砕ける。
皮膚に黄色い棘が多数あり、普段は寝かせて泳いでいますが、
身を守るときや威嚇するときに、体を膨らませるせると同時に立てる。
眼:大きく黒い虹彩
食性:海底のカニやエビなどの甲殻類を食べる動物食性
行動:夜行性 社会生活:単身、あるいは小グループで行動
備考:ハリセンボンの仲間
■関連ページ
サザン・グローブフィッシュ(Southern grove fish)
葛西臨海水族園(2010年3月7日)
葛西臨海水族園図鑑
熱帯魚と海の生き物図鑑
魚図鑑
面白図鑑
麹町便り
memo
|