釣果無し以前に、竿出せず
台風一過の晴れ渡った午前、岩場の高所に釣り人が二人。
今日は、絶好の釣り日和のようにみえますが、...
足元には激流が。二人を取りまく自然環境は厳しい。
右端に小さく見えるのが人です。
次々と大波が打ち寄せ崖に当たっては飛沫がど〜んと高く舞い上がります。
波が岩を駆け上り釣りどころではない非常事態に慌てて撤収作業を始める二人
荒れ狂う波はさらに激しさを増して襲う。
釣具を抱えて早足で帰途につくも
猛烈な波が釣り人の前後を阻む。
崖をロープで下る釣り人をなおも波浪エネルギーが飲み込まんと待機する。
波が道を消し去る前の僅かな隙をみて一人が対岸に渡り、一人は残る。
最悪の場合ヘリ要請かと気をつけて見守っていましたが、もう一人も無事
渡り終えほっとしました。今日は昼が干潮で、これからどんどん海水面が
上がるので危険を冒しても決行する必要があったのでしょう。
だっ、ば〜ん
正面から波が打ち寄せ
陸上に駆け上がって流れてきます。
何度も何度も繰り返し海水が上がって来ます。
正面ばかりでなく、
側面からも波を被ります。
どんどん高所まで上がってくる波にさすが身の危険を感じ奥に退却
上がっては引く波
暫し取り残された波。すっかり磯は綺麗に洗い流されました。
普段は午後3時半過ぎに先端部だけが浸水しますが今日は磯全体が昼に波で洗われました。
さすがに人気の釣り場も、今日は無人君です(そりゃそうだろ)。
根と根の間のワンドは海水が流れ込み、波が増幅しやすい地形
海水が満水となり
両磯に海水を放出しながら、突き当たりの崖にブチ当たり大飛沫を上げたところ
まる根との間でもエライこっちゃになっています。
|