アレチモウズイカとは
アレチモウズイカ(荒地毛蕊花、、学名:Verbascum virgatum)は、ヨーロッパから日本へは明治時代に伝来した帰化植物で、ロゼット状の基部から、翌年夏、長い茎を伸ばし総状花序を出して黄色い小花を咲かせるゴマノハグサ目ゴマノハグサ科モウズイカ属の二年草です。荒地や畑に逸散しています。花序に疎らにつく小花の花弁は平開し、5本ある雄蕊に長い毛があります。
●似た花ービロードモウズイカとアレチモウズイカ
ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花、学名:Verbascum thapsus)と、アレチモウズイカ(荒地毛蕊花、学名:Verbascum virgatum)は似ています。
どちらも、背丈と開花時期は同じですが、花の形や、開き方、葉の大きさと付き方などが異なります。
左:花は開ききらず花穂に密に付く、 右:花は平開し花穂に疎らにつく
左:ビロードモウズイカ(ビロード毛蕋花)、右:アレチモウズイカ(荒地毛蕊花)
左:葉は灰緑色で下葉の方が大きい、 右:葉色は緑色で葉の大きさは上下でさほど変わらない
左:ビロードモウズイカ(ビロード毛蕋花)、右:アレチモウズイカ(荒地毛蕊花)
ビロードモウズイカ(V. thapsus)の特徴
花は優しい薄黄色で閉じた状態で花穂に密に咲く
葉の大きさが、上葉と下葉で極端に異なる
葉色は羽毛が生えているため、灰緑色に見える。
アレチモウズイカ(荒地毛蕊花)の特徴
花は黄色で平開した状態で花穂に疎らに付く。
葉の大きさは、上葉と下葉で極端に違わない。
葉は無毛なので、緑色をしています。
一般名:アレチモウズイカ(荒地毛蕊花)、学名:Verbascum virgatum(ヴェルバスクム・ヴィルガトゥム)、
別名:ホザキモウズイカ(穂咲毛蕊花)、Twiggy mullein、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ゴマノハグサ目ゴマノハグサ科モウズイカ属、
原産地:ヨーロッパの地中海沿岸、環境:荒地や畑に逸散、草丈:100〜150cm、根生葉長:20〜30cm、茎上の葉:無柄、披針形で茎を抱く、葉序:互生。
葉色:緑色、花序形:総状花序、花序高:30〜50cm、花柄:0.3〜0.5cmで太く短い、花冠形:5裂、花色:黄、花径:2cm 開花期:6〜8月、果実形:球形、果実型:刮ハ
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