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モウズイカ属の仲間は、ヨーロッパから日本へは明治時代に伝来した帰化植物で、 ロゼット状の葉の基部から、翌年夏長い茎先に総状花序を伸ばし黄色い小花を咲かせる ゴマノハグサ目ゴマノハグサ科モウズイカ属の二年草です。 学名の Verbascum(ヴェルバスクム)とは、ギリシャ語で、髭の生えている者という意味で、 和名の毛蕋花とは、「毛」が「(雄)蕊」に生えている「花」ということに因みます。 モウズイカの代表品種には、 ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)と、 アレチモウズイカ(荒地毛蕋花、学名:Verbascum blattaria) があります。 いずれも背丈と開花期は同じですが、花と葉の形が少し異なります。 アレチモウズイカは花付きが疎らで花弁は開いて咲き、葉は緑色をしており、葉の大きさは上方と下方とでさほど変わりません。 対するビロードモウズイカは、花が密に咲き、花弁は開かず、葉に目立つ毛があるため灰緑色をしており、葉は下方ほど大きい。
一般名:モウズイカ属の花 学名:Verbascum(ヴェルバスクム) 別名:マーレイン、ニワタバコ(庭煙草) 分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ゴマノハグサ目ゴマノハグサ科モウズイカ属 原産地:ヨーロッパの地中海沿岸 草丈:100〜200cm 開花期:6〜9月 花色:黄 備考:根生葉あり
■関連ページ モウズイカ属(毛蕋花属の花) アレチモウズイカ(荒地毛蕊花) アレチモウズイカ(荒地毛蕋花、学名:Verbascum blattaria) 7月の花#5(2001年) 花図鑑 花暦
ビロードモウズイカ(ビロード毛蕋花) 2001年7月、木場公園で
花は開らかず、密集して咲き、葉は下ほど大きい。 ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)
ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花) 木場公園、7月11日撮影
アレチモウズイカ(荒地毛蕋花) 2003年6月、木場公園
アレチモウズイカ(荒地毛蕋花) 木場公園で、2004年7月11日
アレチモウズイカ(荒地毛蕋花) 花は平開し、疎らに咲き、葉の大きさは上下でさほど変わりません。