グンバイヒルガオ(軍配昼顔)とは熱帯地方の砂浜をグランドカバーのように勢力拡大するヒルガオ科サツマイモ属の蔓性多年草です。
花色は薄い紫がったピンクをしており、花の形は漏斗状をしています。一見、弱そうに見えますが、皮質の葉や丈夫な茎を持ち、強風にも、焼け焦げそうな高温にも、絶え間なく打ち寄せる塩水にも耐えるタフな植物です。ハワイ名のpes-capraeは英語でgoat's
footを意味し、葉が先の割れた山羊の足形に似ていることからつけられました。また、日本名のグンバイヒルガオという名前も、同様に、葉の形が相撲の行司の使う軍配に似ていることから付けられました。花後には小さな莢が成り、中に黒っぽい4粒の種子が入っています。種子は海水の流れにのって世界中の浜辺に流れ着き、現地で勢力を拡大させます。
一般名:グンバイヒルガオ(軍配昼顔)
分類名:ヒルガオ科サツマイモ属
別名:ビーチ・モーニング・グロリー(Beach Morning Glory)、Pohuehue、Ipomoea pes-caprae
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