エゾイソツツジ(蝦夷磯躑躅)とは、北海道固有種のツツジ科イソツツジ属の常緑小低木です。
別名を変種カラフトイソツツジ(変種樺太磯躑躅)や、単に、イソツツジとも言います。
イソとは付きますが海岸で咲くからではなく、エゾが誤ってイソと伝えられたとされます。
北海道〜東北の高山の礫地や湿原に自生します。
葉は細長い披針形をしており、皮質で厚く、葉表に細かい編み目模様があります。
若い枝と葉裏に茶褐色の毛が密集するのが特徴です。
夏に花茎を伸ばし、先端に白い小さな五弁花を多数付けて5cm程の球状に咲かせます。
各小花から長い10本の雄蕊を出します。
葉に甘みがあるため甘茶として飲まれることがあります。
一般名:エゾイソツツジ(蝦夷磯躑躅)
学名:Ledum palustre ssp.diversipilosum
別名:イソツツジ、変種カラフトイソツツジ(変種樺太磯躑躅)、カバフトイソツツジ、marsh tea(マシューティー)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ツツジ目ツツジ科イソツツジ属
分布:北海道〜東北の日本 環境:高山の礫地や湿地
生活型:常緑小低木
樹高:30〜100cm
葉質:皮質で厚く、葉表に細かい編み目模様がある 葉身:3〜5cm 葉幅:1cm 葉形:披針形 葉縁:裏側に巻き込む
開花期:6〜7月 花色:白 花序径:5cm 花序形:散房花序に多数固まって付く 小花径:1cm 花弁数:5枚 雄蕊数:長い雄蕊が10本
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