ヒメイズイ(姫萎ずい、学名:Polygonatum humile)は、日本、朝鮮、中国、ロシア原産で、キジカクシ科アマドコロ属の多年草の山野草です。本州〜九州の山地や高原、海岸などの草地に自生します。花茎は短形で直立します。地下茎を伸ばして群生します。茎には稜があります。葉は緑色で光沢があり丸みを帯びます。葉の表にはくっきりした葉脈が表われます。葉は茎に互生して付きます。春に、葉腋から1,2個のアマドコロ(Polygonatum odoratum)を小さくしたような花を下向きに咲かせます。花は白い筒状で、先端が緑色を帯びます。姫萎ずい(P. humile)という花名の一部にある’萎?’とは、漢名でアマドコロ(甘野老)という意味です。’姫萎ずい’(P. humile)とは、’委ずい’より小さいという意味です。花後、果実がなり、秋に黒紫色に熟します。
一般名:ヒメイズイ(姫萎ずい)、学名:Polygonatum humile、又名:dwarf Solomon's seal, ヒメアマドコロ (姫甘野老、Hime Amadokoro)、分類名:植物界被子植物単子葉植物キジカクシ目キジカクシ科アマドコロ属、分布地:北海道、本州(中部地方以北)、九州、草丈:10〜30 cm、葉長:5〜8 cm、葉幅:1.5〜4 cm、葉形:長楕円形、葉序:互生、葉縁:全縁、花序形:単頂、花色:白、開花期:5月〜7月、花筒長:1.5〜2 cm、花径:0.5〜0.8 cm、葉長:4〜7 cm、果実径:0.8 cm、果実型:液果。
■ナルコユリ(鳴子百合)-キジカクシ科アマドコロ属の花1
ナルコユリ(鳴子百合) は、弓状にしなった花茎に沿って、筒状で緑色を帯びた白花を4〜5個ずつ吊り下げて咲かせるキジカクシ科アマドコロ属の山野草です。
茎は赤茶色で、表面は丸く滑々しています。葉は花に比べると大きく、笹の葉に似たものが互生して付きます。花後に球状の緑色をした果実を付け、秋に黒熟します。
草丈:50cm 開花期:5〜6月
■アマドコロ(甘野老)-キジカクシ科アマドコロ属の花2
アマドコロ(甘野老) は、春、ナルコユリ(鳴子百合)に
似た壷型の芳香の良い白花を2個ずつ吊り下げて咲かせる
キジカクシ目キジカクシ科アマドコロ属の山野草です。
花茎は丸くなく四角っぽいです。
漢名で、「イズイ(委ずい)」と言います。
開花期:4〜5月
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