ホウライカガミ(蓬莱鏡)とは
ホウライカガミ(蓬莱鏡)とは、沖縄諸島等の海岸に生息するリンドウ目キヨウチクトウ科ホウライカガミ属のやや大型の亜低木状つる性多年草です。茎の基部は木質化しています。
葉
緑色の葉は単葉で、皮質・光沢が有り、楕円形〜広楕円形をしており葉縁に鋸歯はありません。
葉の先端は鈍形、凹形、鋭形と様々で、基部は円形や漸尖形をしています。
葉は枝に対生についています。オオゴマダラは本草の葉1枚ずつに1個の卵を産みつけ、
幼虫の食草にします。本草に含まれる毒を体内に保存し外敵から身を守ります。
花
開花期は通年で葉腋に集散花序を出し薄黄で先端が5深裂する小花を多数つけます。
果実
果実は8cm程の莢果(そうか)となります。
●オオゴマダラの食草
ホウライカガミは
オオゴマダラ(大胡麻斑)
の幼虫の食草で本草から体内に毒を保存し外敵から身を守ります。
オオゴマダラ(大胡麻斑)左;幼虫、右:成虫(蝶)
一般名:ホウライカガミ(蓬莱鏡)
学名:Parsonsia laevigata
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱リンドウ目キヨウチクトウ科ホウライカガミ属
生息分布:喜界島、徳之島や沖縄諸島 生活環境:海岸沿岸
生活型:やや大型の亜低木状つる性多年草
草丈:5m
葉色:緑 葉質:皮質で光沢有り
葉形:楕円形〜広楕円形 葉の付き方:対生
葉長:6〜8.5cm 葉幅;3〜6.5cm 葉縁:全縁 葉の先端:鈍形、凹形、鋭形 葉の基部:円形、漸尖形 葉の種類:単葉
花期:通年 花色:薄黄 花序形:集散花序 花のつく場所:葉腋 花径:7mm 花冠形:先端で5深裂
果実形:莢果(そうか) 果実長:8cm
備考:オオゴマダラ幼虫の食草、毒草
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