イチジク、木場公園eos(2020年6月20日)
イチジク、千葉(2010年8月22日)
イチジク、木場公園eos(2010年8月22日)
イチジク、木場公園eos(2018年9月22日)
イチジク(無花果)とは
イチジク(無花果、学名:Ficus carica L.)とは、民家の庭で普通に見られるイラクサ目クワ科フィクス属(イチジク属)の落葉小高木で果実を食用とします。
世界最古の栽培植物と言われており、日本へは江戸時代に渡来しました。
果実の収穫が目的で栽培されている場合、樹高はあまり高くならないよう、
また横に広がるように剪定されます。
葉は緑色でザラザラしており、3〜5に深裂して掌状となっています。
葉腋に付く緑色の花嚢(かのう)内に花を咲かせ、花が外に現れないため無花果と名付けられました。
秋に、花嚢が熟して青紫色の果嚢となり食べられるようになります。
生食のほか、甘露煮、ジャム、缶詰、ドライフルーツにして食べます。
日本ではさほど好んで食べる習慣が無く、食べる場合には生食が多く稀に甘露煮で食べますが、ヨーロッパではかなり好んで食べられケーキやタルトの素材とされます。
代表的な品種には、ますいドーフィン(枡井ドーフィン)があります。
雌雄異種ですが、栽培品種は雌株ばかりなので果実が成っても種子ができないので繁殖は挿し木で行います。
旧約聖書でアダムとイブが裸を隠すためイチジクの葉で作った腰蓑で覆ったとされます。
木を傷つけると粘々した白い汁が出ますが、これには蛋白質分解酵素が含まれており疣取りに使われます。
果実や葉を乾燥した漢方薬があり、便秘や神経痛等に薬効があるとされます。
同属にアコウやガジュマル(榕樹)などがあります。
一般名:イチジク(無花果)
学名:Ficus carica L.
別名:Fig tree(フィグ・ツリー)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱イラクサ目クワ科イチジク属
原産地:アラビア
生息分布:北海道を除く全国
生活型:落葉小高木
樹高:2〜3m 株:雌雄異花
葉色:緑 葉形:3または5深裂した掌状 葉のつき方:互生 葉裏:荒毛が密生
花序形:イチジク形花序または隠頭花序(hypanthodium) 開花期:5〜6月
果実色:緑→暗紅紫 果実形:倒卵球形 果実の重さ:50〜200g 可食部:花托 収穫期:8〜10月(9月出荷が多い)
繁殖方法:挿し木
■関連ページ
イチジク(無花果)
千葉市(2010年8月23日)
ア行の花
果物図鑑
花図鑑
|
「身近な果物やでぇ」
「こんにちは、イチジクです」
「葉っぱの方が偉そうや」
イチジク(無花果)
2010年8月22日、千葉市で
「熟した実。 浣腸〜! じゃないよ〜」
「切れば分かる、ヤフー〜」
2010年8月23日、高知県で photographer:F.和代さん
|