イワカガミ(岩鏡) とは、北海道〜九州の高山の岩場に分布する
イワウメ目イワウメ科イワカガミ属の常緑多年草です。
根生葉から細い赤い茎を伸ばし先端に数個の淡紅色の花を付けます。
花弁は5裂し先端が細かく裂けています。
岩場に生え葉が鏡のように丸く皮質で光沢があるのが名前の由来です。
イワカガミの近縁種には、
イワカガミより小さく湿原に多くコイワカガミや、
岩場で鮮桃色の花を咲かせ葉が大きく葉縁に鋸歯が多いオオイワカガミ、
葉が長いナガバイワカガミ、
雪の少ない場所で白花を咲かせ鋸歯が少ないヤマイワカガミ、
多雪地帯で岩場に見られ草丈が低く鋸歯が少ないヒメイワカガミ、
があります。
これらは種類が違うのか場に適応したものか不明です。
一般名:イワカガミ(岩鏡)
学名:Schizocodon soldanelloides
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱イワウメ目イワウメ科イワカガミ属
生息分布:北海道から九州 環境:高山
生活型:多年草
草丈:10〜15cm
葉:根生葉
葉形:円形 葉質:皮質光沢あり
花色:淡紅色 花形:筒状花で花弁先端が5裂しさらに細分化
開花期:4〜7月
備考:日本固有種
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