キンラン(金蘭、学名:Cephalanthera falcata) とは、北海道〜九州の雑木林に自生するラン目ラン科キンラン属キンラン種の多年草です。
地上性の野生蘭で、春、茎先に総状花序を伸ばし、黄色い小さな半開き/全開しない花を付けます。
長楕円形で葉脈がはっきりしている6〜8枚の葉が互生して付き、茎を抱きます。
五弁花で唇弁先端は3裂し赤褐色の隆起があります。
花後に朔果を成らせます。
同時期に咲く白いギンラン(銀蘭)と対比させて、キンラン(金襴)と呼ばれます。
同属の花
花が白い
ギンラン(銀蘭、学名:Cephalanthera erecta)
と 葉が笹の形をしたササバギンラン が有ります。
ササバギンランの方が草丈が高く、葉が花序より上に出るか同等の高さで、花の距が長いことで見分けられます。
一般名:キンラン(金蘭)
、学名:Cephalanthera falcata
、分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ラン目ラン科キンラン属キンラン種
、生息分布:本州〜九州 生活環境:雑木林
、生活型:多年草 草丈:30〜70cm
茎:稜線があり直立する。 茎・葉:無毛
葉の枚数:6〜8枚 葉の付き方:互生で茎を抱く 葉柄:無し
葉長:7〜10cm 葉形:長楕円形 葉脈:はっきりしている
、
花の開き方:上向きに半開 花の咲き方:下から上に咲き進む
花序形:総状花序 付く花の個数:7〜12個 花弁数:5弁花
開花期:4〜6月 花色:明るい黄色で唇弁に赤褐色の隆起 花径:1〜2cm
唇弁先端:3裂 下唇弁:赤褐色の隆起条が数本ある、果実:朔果、
、備考:同属に花が白いササバギンランやギンランが有る。ササバギンランの方が、草丈が高く、葉が花序より上に出るか同等の高さで、花の距が長い。
、備考:人工栽培が難しい、絶滅危惧II類(VU)
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キンラン(金蘭)
ギンラン(銀蘭)
ラン科の花
筑波実験植物園で、2009年5月2日
カ行の花図鑑
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