キツリフネ(黄釣船)は、北海道〜九州の山野の湿った場所に群生する
フウロソウ目ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草です。
真っ直ぐ立った茎は分枝し、夏〜秋、葉腋から出た細い花茎に黄色い花を数個吊り下げます。
花の内側には赤い斑点があり、花の肉厚が薄いためか外に透けて見えます。
花は末窄まりの筒状で花冠は上に1枚、下に2枚*2つの花弁から構成されます。
蕾の時は葉の上にあり、開花時期には葉の下にあります。
葉は先端に丸みのある楕円形で葉縁には鈍い鋸歯が有ります。
一般名:キツリフネ(黄釣船)
学名:Impatiens nolitangere L.
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱フウロソウ目ツリフネソウ科ツリフネソウ属キツリフネ種
別名:Touch-me-not Balsam
分布:北海道〜九州、北米大陸、ユーラシア大陸 環境:山野の湿地
生活型:一年草 草丈:50〜80cm 葉長:5〜8cm 葉のつき方:互生 葉脈:くっきり
葉の形:先端に丸みのある楕円形 葉縁:鈍い鋸歯有り
開花期:8〜10月 花色:黄色で内側に赤い斑点がある 花径:3cm
花弁数:5枚(上に1枚、下に2枚*2つ) 果実種類:さく果
特記:下向きに曲がる長い距がある、実が熟すと弾けて飛ぶ
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