モミジガサ(紅葉笠)は、日本の湿った山野に自生する
キク目キク科コウモリソウ属の多年草です。
春に茎を伸ばし先端に笠状の葉をつけます。成長と共に紅葉のような掌状の葉が開きます。
夏〜秋、茎先に円錐花序を伸ばし筒状の総苞に包まれた白い筒状の頭花を5つ咲かせます。
花冠は先端で5裂し、花柱も先端で2裂します。
花名は紅葉状の葉が閉じているときに笠のように見えることから名付けられました。
葉は春の山菜として用いられ山菜特有の香りとほろ苦さ、歯ごたえがあり、タラノメ(タラノキの新芽)と同様人気があります。
調理方法には、おひたし、天麩羅、油炒め、和え物、味噌汁などがあります。
一般名:モミジガサ(紅葉笠)
学名:Parasenecio delphiniifolius
別名:モミジソウ(紅葉草)、シドケ(しどけ)、シドギ(しどぎ)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キク目キク科コウモリソウ属
生息分布:北海道〜九州の日本 環境:深山の沢筋や林床
生活型:多年草 草丈:50〜70cm 葉身:15cm 葉幅:20cm
葉形:掌状 葉柄:長い葉柄がある
葉の付き方:互生 葉色:緑 山菜の収穫期:4〜5月
開花期:8〜9月 花序形:円錐花序 小花色:白(頭花、筒状) 小花の花冠:5裂
総苞形:筒状 総苞長:1cm
特記:葉は山菜となる
■関連ページ
モミジガサ(紅葉笠)
高尾山(2010年11月7日)
タ行の花図鑑
花暦2007年
|