タラノキ は、ウルシに似ていますが、幹全体に棘がある
セリ目ウコギ科タラノキ属の落葉低木です。
棘の少ないものもありメダラと呼ばれています。
タラノキは、山火事や伐採跡地に、まず生える陽樹で、いわゆるパイオニア樹種です。
真っ直ぐ伸びた幹から出る枝には鳥の羽のような奇数2回羽状複葉をつけます。
複葉の長さは1m程になります。小葉は卵形をしています。
春に出る新芽は、
タラノメ(タラの芽)
と呼ばれる山菜の王様と言われ天麩羅で食べると美味です。
夏、枝先にたくさんの小さな白〜黄緑の花を咲かせる球状の散形花序を付けます。
花は、花弁数が5、雄蕊数5、雌蕊の柱頭数5、萼片数5と5が並びます。
秋、花が終わった後に小さな果実を成らせ、落葉後果実は黒熟します。
タラノキ同様、棘のある木にはハリギリやウコギなどがありますが、
葉を見るとハリギリやウコギは掌状なので見分けられます。
また、似た木にコシアブラがありますがタラノメ程の棘はなく、葉は掌状複葉です。
一般名:タラノキ
学名:Aralia elata
別名:タラノメ(新芽のこと)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱セリ目ウコギ科タラノキ属
分布:日本全国〜東アジア 環境:日照地に自生
生活型:落葉低木 樹高:400cm 葉の付き方:奇数2回羽状複葉 複葉長:100cm
小葉形:卵形 葉長:10cm 葉縁:鋸歯
開花期:8月 花色:白〜黄緑 花弁数:5 雄蕊数:5 雌蕊の柱頭数:5 萼片数:5
成実期:11月 果実色:黒紫 果実径:0.3cm 果実種類:漿果
特記:パイオニア樹種、いわゆる伐採跡地まず生える陽樹 棘の少ないものをメダラと呼ぶ
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