ムシトリナデシコ(虫取撫子)は、初夏、長い萼筒を持った主に、濃桃色(白色品種もあり)の小さな五弁花を茎先に多数咲かせる綱ナデシコ目ナデシコ科マンテマ属ムシトリナデシコ種の耐寒性一年草です。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、こぼれ種で増えて野生化しているものを道端で見かけます。
葉は茎を抱くように生えており対生に付きます。
茎の節から出る粘液は触るとネバネバするので小さな昆虫はくっついてしまいますが食虫植物ではありません。
花の感じが、シバザクラ(芝桜)に似ていますが、
シバザクラはこれ程草丈は高くなりません。
また、科属名も異なり、シバザクラはハナシノブ科フロックス属の植物です。
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マ行の花図鑑
花暦2002年
花暦
一般名:ムシトリナデシコ(虫取撫子)
学名:Silene armeria(シレネ・アルメリア)
別名:シレネ・アルメリア(Silene armeria)、コマチソウ(小町草)、ハエトリナデシコ(蠅取撫子)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ナデシコ目ナデシコ科マンテマ属ムシトリナデシコ種
原産地:欧州中南部
草丈:60cm 開花期:5〜8月 花径:1cm 花色:濃桃・白
●花の感じが似ている
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)−這性で桃色のカーペットのように見える。違う点−タデ科イヌダテ属の多年草である。
ムシトリナデシコ(虫取撫子)−萼筒が長くて五弁花である。違う点−草丈が60cmと高く、触るとネバネバする。ナデシコ科マンテマ属の一年草である。
シバザクラ(芝桜)−這性で桃色の小花を多数咲かせる。違う点−ハナシノブ科フロックス属の多年草である。
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