エノテラ・ペレンニス(Oenothera perennis),クチナシ(梔子、梔) ,
シロタエギク(白妙菊),ベニカナメモチ(紅要黐),ムシトリナデシコ(虫取撫子)
●ムシトリナデシコ(虫取撫子)
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ムシトリナデシコ(虫取撫子)
ムシトリナデシコ(虫取撫子)とは、初夏に、長い萼筒を持った主として濃桃色(白色もあります)
の小さな五弁花を茎先に多数付けて咲かせるナデシコ科の耐寒性一年草です。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、こぼれ種で増えて野生化しているので道端でも見かけます。
葉は茎を抱くように生え対生して付きます。
茎の節から粘液が出て触るとネバネバしますので、小さな虫などがくっついてしまいますが、
食虫植物ではありません。
花の感じが シバザクラ(芝桜) に
似ていますが、シバザクラはこんなに背が高くありません。
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ムシトリナデシコ(虫取撫子)
一般名:ムシトリナデシコ(虫取撫子)
学名:Silene armeria(シレネ・アルメリア)
別名:シレネ・アルメリア(Silene armeria)、コマチソウ(小町草)、
ハエトリナデシコ(蠅取撫子)
分類名:ナデシコ科マンテマ属
原産地:欧州中南部
草丈:60cm開花期:5〜8月 花径:1cm 花色:濃桃・白
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●シロタエギク(白妙菊)
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シロタエギク(白妙菊)
シロタエギク(白妙菊)とは、シルバーの深い切れ込みのある葉が、
花より鑑賞される耐寒性常緑多年草(若い苗の葉が美しい為一年草として扱われる)です。
葉は周年鑑賞できるので、ベランダ等に花の少ない秋〜冬には特に重宝がられます。
初夏に茎が60cm程伸びて先端に散房状花序をした黄色いキク科の小花を多数付けて咲かせます。
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シロタエギク(白妙菊)
一般名:シロタエギク(白妙菊)
学名:Senecio cineraria(セネシオ・シネラリア)
別名:ダスティーミラー(Dusty miller)、
セネシオ・シネラリア(Senecio cineraria)、セネシオ(Senecio)
分類名:キク科セネシオ(キオン)属
原産地:地中海
草丈:10〜60cm 花色:黄色 葉色:シルバー 開花期:6〜8月 鑑賞期:周年
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シロタエギク(白妙菊)
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シロタエギク(白妙菊)
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●エノテラ・ペレンニス(Oenothera perennis)
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エノテラ・ペレンニス(Oenothera perennis)
エノテラ・ペレンニス(Oenothera)とは、
ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)
と呼ばれるスペキオーサや花が大きい
フルティコーサ
と同様、日中開花するマツヨイグサ属の耐寒性落葉多年草で、黄色い小形の花を咲かせます。
フルティコーサとよく似ていますが、ペレンニスの方が花が小さいことの他、
茎は直立しますが細いので匍匐する傾向にあり花姿が乱れやすいことや、
葉が細長く披針形をしています。
花壇や鉢植えで鑑賞されますが、丈夫でよく育ちます。繁殖は株分けで行います。
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エノテラ・ペレンニス(Oenothera perennis)
一般名:エノテラ・ペレンニス(Oenothera perennis)
学名:Oenothera perennis(エノテラ・ペレンニス)
別名:ヒメツキミソウ(姫月見草)
分類名:アカバナ科マツヨイグサ属
原産地:北米
草丈:20〜60cm 花色:黄 開花期:5〜8月 花径:2cm
葉形:披針形
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●クチナシ(梔子、梔)
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クチナシ(梔子、梔)
クチナシ(梔子、梔)とは、初夏に、香りの良い純白の花を咲かせる常緑低木です。
花は茎先に1つづつ付き、見えている部分は細い筒状花の先が5、6裂したものです。
葉には光沢があり、楕円形をしています。
冬に熟す果実は、乾燥させて栗きんとんを黄色く着色する色素として使われます。
花には、一重咲きや八重咲き、大輪咲きがあり、最近では矮性品種のガーデニアが
鉢物で多く出回っています。繁殖は挿し木で行います。
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ベクチナシ(梔子、梔)
一般名:クチナシ(梔子、梔)
学名:Gardenia jasminoides(ガーデニア)
別名:ガーデニア(Gardenia)、ヤエクチナシ(八重梔子)、センプク、サンシシ、
ケープジャスミン(Cape jasmine)、 common gardenia
分類名:アカネ科クチナシ属
原産地:東アジア
樹高:2〜3m 開花期:6〜7月 花径:7〜8cm 花色:白
葉身:10〜15cm 果実長:1.5〜2cm 果実色:赤
クチナシ(梔子、梔)のページ
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クチナシ(梔子、梔)
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クチナシ(梔子、梔)
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●ベニカナメモチ(紅要黐)
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ベニカナメモチ(紅要黐)
ベニカナメモチ(紅要黐)とは、春先に葉が紅葉し、
冬には緑色となる変わりものの常緑小高木です。
新芽の赤味が強いものをベニカナメモチと呼びます。
5〜6月に白い5弁の小花が枝先に出る散房状花序にたくさんつけます。
庭の生垣や街路樹、公園樹として植えられます。赤く見えている葉は新芽です。
近年見かけるレッド・ロビンはカナメモチとオオバカナメモチの交配品種です。
レッド・ロビンはベニカナメモチより新芽の赤が濃く、葉が大きく、葉が柔らかく、
葉縁のギザギザ(鋸歯)もおとなしいです。
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ベニカナメモチ(紅要黐)
一般名:ベニカナメモチ(紅要黐)
学名: Photinia glabra
別名:カナメモチ(要黐)、アカメモチ(赤芽黐))
分類名:バラ科カナメモチ属
原産地:中国、日本
樹高:5〜10m 樹皮色:灰黒〜黒褐
葉長:7〜10cm 波形:長楕円形〜狭卵形 葉縁:小さな鋸歯 葉質:厚く皮質
開花期:5〜6月 花色:白〜白桃 花径:0.7〜0.8cm
花形:5弁花 実:秋に赤く熟す 葉の観賞期:5月〜
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