オナガエビネ(尾長海老根) とは、沖縄や奄美に自生するラン目ラン科エビネ属の常緑多年草です。
広葉樹林下の林床に地生する蘭で群生して咲きます。
夏、大きな葉の間からすらっとした花茎を伸ばし赤紫色〜桃色の唇形花を多数咲かせます。
夏に咲くエビネ(海老根) なので、
ツルラン(鶴蘭) とともに夏エビネとも呼ばれます。
環境の劣化で減少しており、環境省の絶滅危惧II類(VU)となっています。
一般名:オナガエビネ(尾長海老根)
学名:Calanthe masuca
別名:夏エビネ、Calanthe(カランセ)
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ラン目ラン科エビネ属
生息分布:日本では奄美大島、徳之島、沖縄、屋久島、宮崎県、東南アジア、豪州
環境:広葉樹林下の林床に地生
草丈:50〜80cm 偽球茎形:球状
葉色:緑 葉形:長楕円形 葉の数:4〜5枚 葉長:30〜60cm
開花期:7〜8月 花色:桃〜赤紫色 花弁長:1.5cm 花形:唇形 距長:2.5cm
備考:環境省絶滅危惧II類(VU) 、カイガラムシ
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