セントポーリア(Saintpaulia) は、東アフリカの山地で発見された
ゴマノハグサ目 イワタバコ科セントポーリア属の常緑・非耐寒性・多年草(宿根草)です。
草丈は全般に低く、茎の長さので長短で、茎が短い「ロゼットタイプ」と、
這性の「トレイルタイプ」の2タイプに分けられます。
花弁は5枚あるように見えますが、根元で合着しているので合弁花とされます。
小花の直径は2〜4cm程で、花の中心に黄色い葯が2個があります。
花形は小花が幾つか付いて集散花序を形成します。
原種は紫色ですが園芸品種が多数育種され流通しています。
花も葉も多種類
葉はいかにも葉っぱという感じのする緑色で楕円形をしていますが、
普通の葉(フレーン)の他、斑入り(ヴァリエガタ)、波状(ウェーブ)、
表面の荒毛が目立つ(シュープリーム)、葉付根に白星(ガール)
などがあります。
花色は、赤や、桃、紫、青、白の単色・複色があり、
花形は一重〜八重咲き、ベル咲き(釣鐘状)、フリル(縁がひらひら)、ワスプ(花弁が反転)
があります。
花名は発見者の名に因む
花の名前は、19世紀末にこの花を発見したドイツ人フォン・セントポール(Walter von Saint Paul-Illaire)に因みます。
原産地が多湿で涼しい場所なので、観賞用の花は鉢で室内のカーテン越しの環境が
好まれます。
一般名:セントポーリア(Saintpaulia)
学名:Saintpaulia ionantha(セントポーリア・イオナンタ)
別名:アフリカスミレ(アフリカ菫)、アフリカン・バイオレット(African violet)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ゴマノハグサ目イワタバコ科セントポーリア属
原産地:ケニア南部、タンジニア北部などの東アフリカ
環境:山地の湿った日陰
生息分布:温室
草丈:10〜20cm タイプ:茎が短い「ロゼットタイプ」と、這性の「トレイルタイプ」あり。
葉色:緑
葉形:フレーン、斑入り(ヴァリエガタ)、波状(ウェーブ)、
表面の荒毛が目立つ(シュープリーム)、葉付根に白星(ガール)
開花期:周年
花序形:集散花序
花形:花弁は5枚だが根元でくっ付いているので合弁花
小花径:2〜4cm 葯数:2個 葯色:黄色
花色:原種は薄紫〜濃青紫、園芸品種には、赤、桃、紫、青、白の単色・複色
花形:一重〜八重咲き、ベル咲き(釣鐘状)、フリル(縁がひらひら)、ワスプ(花弁が反転)
用途:室内で鉢植え
花名の由来:19世紀末に発見したドイツ人フォン・セントポール(Walter von Saint Paul-Illaire)に因む。
備考:茎が短い「ロゼットタイプ」と、這性の「トレイルタイプ」あり。
市場では園芸品が出回っている。
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