サワラ(椹)とは、日本固有種で、ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉高木です。
同属のヒノキとよく似ていますが、樹木の表面に凸凹があり、葉はヒノキ程は密に茂らず、材質は柔らかく、果実が小さいです。
葉裏にある白い気孔線の形がヒノキはY字状なのに対し、サワラはX字状に見えます。
材質はやや劣りますが耐水性や殺菌作用があり無臭(弱いレモンの香り)なので、風呂桶、水汲み桶、柄杓等の材として用いられます。
公園樹や街路樹、庭木、生垣、社寺木などに用いられます。
また、葉に殺菌作用があるので、食品の下敷にされます。
一般名:サワラ(椹)
学名:Chamaecyparis pisifera Endl.
別名:Sawara cypress
分類名:植物界球果植物門マツ綱マツ目ヒノキ科ヒノキ属
原産地:日本、生息分布:岩手県以南〜九州の日本、環境:山地の湿った谷筋等、
樹高:30m 樹形:円錐形、幹周:3〜8m、樹皮:灰赤褐色、葉形:鱗状でヒノキに似るが、先端が尖る、
葉裏:ヒノキよりやや白く、気孔線がX字状、果実色:緑、果実形:球形、果実長:1cm、寿命:〜800年
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