シナマンサク(支那満作) は、中国原産のマンサクで、マンサク科マンサク属の耐寒性落葉広葉潅木〜小高木です。
前年の大きな茶色い枯葉を残しながら、早春、新葉が出る前に強い芳香のする黄金色いヒラヒラした花を咲かせます。
日本の「マンサク(満作、学名:Hamamelis japonica)」は、春に逸早く咲きますが、シナマンサクはそれよりさらに一ヶ月程先に咲きます。
花はマンサク属の中で、一番花色が鮮やかで花弁が長く、花の基部は赤いです。
葉はマンサクの葉より大きく、倒卵形をした葉の上面と葉柄には軟毛があり、下面には灰白色の綿毛があります。
庭木として観賞されます。
花名の由来は、マンサクという花名は花を一杯咲かせ「豊年満作」をイメージすることや春に他に先立ち「まず咲く」から来ており、それに本種が中国からきたので付けられました。
マンサク科の花には、「マンサク」や、
花弁が白いトキワマンサク(常盤満作、学名:Loropetalum chinense、別名:白花常盤万満作)、
花弁の赤い「ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作、学名:Loropetalum chinese var. rubra、別名:赤花常盤万作)」等の品種があります。
一般名:シナマンサク(支那満作)
学名:Hamamelis mollis Oliv.(ハマメリス)
別名:キンロウバイ(金楼梅)
分類(界門綱科属名):植物界被子植物門双子葉植物綱マンサク目マンサク科マンサク属
原産国:中国
樹高:3〜9m 花色:黄金色(花弁)、紅色(基部) 花の形:線形
花弁の長さ:1.5〜2.0cm 開花期:1〜3月 葉のつき方:互生 葉形:倒卵形(付け根は心形)
葉の状態:軟毛(葉の上面と葉柄)、灰白色の綿毛(葉裏)
葉縁:鈍い鋸歯 葉長:8〜15cm 葉柄:0.5〜1cm 側脈:5〜6対
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