スイゼンジナ(前寺菜)とは、インドネシア原産の
キク目キク科サンシチソウ属スイゼンジナ種の多年草です。
特徴
葉色が2色で、表が濃緑、裏が濃紫色をしています。葉質はやや厚めです。
植物として
草丈は50〜90cmで、葉形は長楕円形で切れ込みがあります。
葉の長さは10cmほどで、葉は互生につきます。
夏に咲く花は黄か橙色で小さな頭状花です。
夏の暑さに強くどんどん成長するので夏野菜として利用されます。
冬の寒さには弱く地上部の葉は枯れます。
野菜として
葉茎を葉野菜とします。加熱するとツルムラサキのように粘々し、葉を潰すと赤い汁が出ます。
香りが強く加熱すると粘り気が出ます。
料理方法には生野菜や、お浸し、天麩羅、またドレッシングともなります。
呼び名は様々
金沢、沖縄などでは伝統野菜として栽培されており各地で呼び名が異なります。
金沢ではキンジソウ(金時草)、沖縄ではハンダマ(半玉)、愛知県ではシキブソウ(式部草)、英語では Okinawan spinach と呼ばれます。
金時草の名前の由来は、葉裏の紫色が金時芋の紫色に似ている草ということに起因します。
英語の名前の由来は、Okinawa(沖縄)産の葉色が bicolor(2色の)の spinach(ホウレンソウ)に起因します。
一般名:スイゼンジナ(前寺菜)
学名:Gynura bicolor
別名:キンジソウ(金時草)、ハンダマ(半玉)、シキブソウ(式部草)、Okinawan spinach
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キク目キク科サンシチソウ属スイゼンジナ種チャノキ種
原産地:インドネシアなどの東南アジア
生産地:金沢(石川県)、沖縄、水前寺(熊本県)、愛知県
生活型:多年草
草丈:50〜90cm
葉形:長楕円形で切れ込みがある 葉長:10cm 葉の付き方:互生
葉色:濃緑(表)、濃紫(裏) 葉質:やや厚い
開花期:夏 花色:黄・橙色 小花形:頭状花
性質:夏の暑さに強く、冬の寒さに弱い(地上の葉は冬に枯れる)
旬:7〜9月(夏野菜) 料理方法:生野菜、お浸し、天麩羅、ドレッシング
特徴:潰すと赤い汁が出る。香りが強い。加熱すると粘り気が出る。花は咲くが種子は出来ない、繁殖は挿し芽で
用途:伝統野菜
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日航金沢(2013年6月22日)
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