ゼニアオイ(銭紅葵、学名:Malva sylvestris var. mauritiana)は地中海原産で、初夏〜夏に開花し中央の縦筋が濃赤紫色をした草丈の高いアオイ目アオイ科ゼニアオイ属ゼニアオイ種の多年草です。ヨーロッパから中国経由で日本へは江戸時代に観賞用に渡来したものが逸出した帰化植物で、本州中部以南の市街地に生息する野草です。
基本種はウスベニアオイ(学名:Malva sylvestris)とされ、本種はウスベニアオイの変種とされます。
花の大きさが江戸時代の通貨一文銭に似ていたことが花名の由来です。
両者ともよく似ており、花弁中央の縦筋は濃赤紫色で、英名はコモンマロウ(Common mallow)です。
ウスベニアオイはマロウブルーというハーブティーとされますが、本種もハーブティーに利用されます。
両者の違いは、ゼニアオイの花弁周辺が赤紫色であるのに対しウスベニアオイは白〜薄桃であることや、葉の切れ込み、茎が有毛かで判断されます。
一般名:ゼニアオイ(銭紅葵)
、学名:Malva sylvestris var. mauritiana、
、別名:コモンマロウ(Common mallow)
、分類名:分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱アオイ目アオイ科ゼニアオイ属ゼニアオイ種
、原産地:ヨーロッパ地中海原産、生息分布:本州中部以南、環境:市街地、
、草丈:60〜120cm、葉形:掌状、葉序:互生、
、開花期:5月〜7月、花色:赤紫色、花弁数:5枚、花径:3〜3.5cm、
、備考:観賞用に渡来したものが逸出した帰化植物
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