アカニシガイ(赤螺貝) とは、日本全国の浅海の砂泥地に生息する
吸膣目アッキガイ科ラパナ属アカニシ種の中型の巻貝です。
殻高15cm、殻径12cmほどで殻色は淡褐色をした大きくて重く硬い拳状の貝で螺層は5階です。
蓋は黒褐色で皮質です。
5月に2cmほどの卵嚢を多数産卵しますが、卵嚢は「ウミホウズキ」 や 「ナギナタホウズキ」とも呼ばれます。
身は食用となり、殻は細工物の材料となります。
旬は夏で剥き身は鮮紅色をしています。食感は肉がやや硬く歯応えがあり美味です。
料理方法には、刺身や、寿司、酢味噌和え、酢の物、煮貝があります。
内蔵には苦味があるので捨てます。
安価なので サザエ(栄螺) の代用品とされることがあります。
サザエ(栄螺)に似ている
アカニシガイはサザエと似ていますが、サザエに角があるのに対し、アカニシには角がありません。
サザエが海草などの植物食であるのに対し、アカニシはアサリや牡蠣などの二枚貝を食べる肉食性です。
名前の由来はサザエ(栄螺)に似ており、殻口が赤く染まる事に因みます。
一般名:アカニシガイ(赤螺貝)
、学名:Rapana venosa
、分類名:動物界軟体動物門腹足綱吸膣目アッキガイ科ラパナ属アカニシ種
、別名:アカニシ(赤螺)、ニシ(螺)、ケップ
、分布:日本全国 生息環境:浅海の砂泥地
、生活型:中型の巻貝
殻高(全長):15cm 殻径:12cm 殻色:淡褐色
殻状態:大きな拳状で重く硬く貝口が広い 螺層:5階
体:角は無い
蓋:黒褐色で皮質
食性:アサリや牡蠣などの二枚貝を食べる肉食性
産卵期:5月 産卵場所:海底の石や貝殻などのたくさんの卵嚢を産み付ける
卵嚢長:2cm
用途:身は食用、殻は細工物の材料
旬:6月上旬〜8月下旬 剥き身色:鮮紅色
食感:肉はやや硬く美味
、料理方法:刺身、寿司、酢味噌和え、酢の物、煮貝
、備考:内蔵に苦味あり、卵嚢は「ウミホウズキ」 or 「ナギナタホウズキ」、
サザエ(栄螺) の代用品
、名前の由来:殻口が赤く染まる事に因みます。
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