赤坂プリンスホテル【かぎけんWEB】

2001年6月25日と2012年4月6日、そして 2013年4月8日
世界的な建築家「丹下健三」氏が設計した赤坂プリンスホテルは赤坂の街に 高揚感を与えていましたが今まさに解体中で時代の流れを感じます。
たまたま3度ほど取り上げたページです。

■関連ページ
赤坂プリンスホテル−2001年6月25日2012年4月6日2013年4月8日  ニューオオタニ(2012年4月6日)  麹町便り 


2001年6月25日

ホテル ニューオータニ  とは、 紀尾井ストリートを隔てた反対側に聳え建って、好一対をなしているのが 赤坂プリンスホテル です。
赤坂プリンスホテル(赤プリと略されます)をはじめ、ニューオータニや軍艦パジャマと呼ばれる赤坂東急ホテルなどが、首都高から一望に見えるこの辺りは、遠方へのドライブ帰りに通ると、「あぁ、東京に帰って来た」 と、実感でき、トキメキすらも感じられる、首都高走行中、最も都会的センスに溢れた光景かもしれません。

この辺は、麹町の事務所から徒歩5〜6分なので、散歩がてらに歩くことは多いです。 クリスマスシーズンになると、新館前植え込みにはイルミネーションが光輝き、 大人の雰囲気とゴージャスさを醸し出しています。赤プリと言えば、思い出があります。 勿論、恋人に振られたとか、初めてお見合いをした、という話ではありません(ン?)

学生時代ですが、友人と喫茶店(B1F)で待ち合せをしていました。
遅れそうだったので、ちょっと急いでいました。その日は、珍しく踵のある靴を履いていました(早く言えば、ハイヒールのことですね。遅く言っても同じですが)。
見れば、ホテルの床がツルッツルで、ピッカピカ。白御影石と思われる素材で、神々しいまでに磨かれていました。 「滑りそうだなぁ。怖いなぁ。」、と本能的に、打ち震えながら歩いていました。そうこうしていると。目前に友の顔が迫り、「やあ」 と、トビッキリの笑顔で手を振った拍子に、それまでの注意深さが失われ、ツルっと、滑ってしまいました。入店する人が目立つよう設計された場所での、ちょっとしたパフォーマンスに、待ち合わせの人々の視線が集中。

恥ずかしかったなぁ。青春時代って、無様で、辛いなぁ。それ以来、怖くてホテル内には立ち入っていません。 旧館は、東京では珍しく、メルヘンチックさを前面に出して良い味を醸しています。バーと、仏レストランに使われているようです。探検の際に歩いたら、木の床がミシッといったので、逃げ帰って来ました。


赤坂プリンスホテル(右が新館、左が旧館)
クリスマスシーズンは、植え込みにイルミネーションが輝いて素敵です。


赤坂プリンスホテル旧館
ほのぼのとした可愛らしい建物です。古いものを残すことも大事ですね。


2012年4月6日
取り壊しが決まった赤坂プリンスホテルですが、 満開の桜と共に空に映える雄姿は人々の脳裏に とどまることでしょう。
桜と赤坂プリンスホテル
桜と赤坂プリンスホテル
2012年4月6日
赤坂プリンスホテル(2013年4月8日)
赤坂プリンスの解体が進んでおり、だいぶ小さくなってしまいました。
解体中の赤坂プリンホテルス
解体中の赤坂プリンスホテル
2013年4月8日