ゴーヤチャンプルー【かぎけんWEB】

2001年9月7日

最近、ゴーヤ(ゴーヤー、苦瓜)に凝っています。

●最初は不味と感じたが
初めて食べた時は、 「うっ、まずい。もう一つ」思ったかどうか、CMに惑わされた表現をしましたが、 食べ続けるとその独特の苦みが刺激に変わり、すっかりはまってしまいました。 単に味覚が麻痺しただけかもしれませんが、...。

ゴーヤは、ゴジラの手足かと見間違うようなイボイボの姿・形・色をしており、 味は薬のように苦く、店頭デビューが遅かったため、国民食とまでは至らずレシピも知られていませんでした。
皆様はゴーヤをご存知でしょうか?
  • 最近TVで見た?
  • 食べたことがある
  • 沖縄県民の長寿の基?
  • ビタミン類が豊富
  • 新種の野菜か?
ゴーヤー
写真1 ゴーヤ(ゴーヤー、苦瓜)
いぼいぼの胡瓜、はたまた、ミニゴジラ
(?)の手足といった感じの夏野菜です。
●今では常識
後記:これを書いたのは2001年で、2011年11月現在にはすっかりスーパーの夏野菜として定着しています。
続、後記:2012年7月現在、ECO野菜として、夏の日除け用にプランターセット一式がスーパーで売られており、家庭やショップ、高速道路のサービスエリアでも普通に見られるようになりました。


ということで、ゴーヤの研究をしてみました(研究と言うほどのものではなく、単なる料理ですが)。
このゴーヤ、決して特殊な素材では無く、近頃では街のスーパーにおいてあります。 野菜の一種であり、苦みばしった(イイ男ではない)味をしていますが、 この苦味が後々のやみつきの元になります(人それぞれ好みが違いますが)。
研究結果から、一番美味しかったのは、ゴーヤチャンプルーと生食で、 ゴーヤ茶は(私には)合いませんでした。 生食の場合は、ゴーヤを縦半分に切り、中のふわふわとしたワタを取り除き、 キュウリのように薄くスライスしてサラダの具とします。 厚さは1〜5mmほどで、厚くなるほど愛好家度が高まります。
折角ですから、次にゴーヤチャンプルーの作り方をご説明します。 全くの自己流なので、正しい作り方であるという保証はありません。 食べて美味しければ良しということでお許しください。

ゴーヤーチャンプルー
写真2 ゴーヤチャンプルー
お弁当バージョン う〜ん、うまい!!

ゴーヤは沖縄の野菜なおで、夏の暑さとは相性抜群です。 今は秋なので、夏野菜のゴーヤはそろそろ店頭から姿を消しかけているせいか価格が高くなりつつあります。 試したい方は、お急ぎください。


●ゴーヤの形

先にゴーヤの姿を見て頂きました。
ゴジラの手足のような形をしています。沖縄の野菜ですが、 最近は鹿児島産や長崎産、長野産のものも出廻り始めました。
スーパーにも置いてあり、入手しやすくなりました。 食べる部分はイボイボの付いた外皮部分で、中の種やその周りの薄クリーム色の綿のような部位は食べません。(種子の周囲が赤く熟したものは食べられます)


●正しいゴーヤの見分け方

新鮮なゴーヤは、
◆緑色がすっきりしている、
◆イボイボがしっかりしている。

しかし、選べる状態にない時はそれを買うか、別の店で探すか、買うのを断念するしかないでしょう。
以上です。


■関連ページ

ゴーヤチャンプルー(2001年9月7日)  麹町便り  戻る

●調理方法―用意する材料

1人分-1人で食べる場合。4人でシェアすれば4人分ともなります(ん?)。
1. ゴーヤ 1本(250g)

2. 豚肉切り落とし(250g)

ゴーヤー 豚肉
ゴーヤ 1本と、豚コマ切れ肉―パック姿(79円/g)
3. 豆腐 半丁
4. 鶏卵 1個
5. ごま油 大さじ1〜2杯
6. 食塩 少々
7. 他に、胡椒、醤油 各少々
豆腐と卵 ゴマ油 塩

●ゴーヤの下ごしらえ

1.ゴーヤを横に2つに切り
それぞれを縦に2つ切りする(写真3)。
ゴーヤ半裁
写真3 ゴーヤを縦と横に各2分割する
2.種と周囲のふわふわした薄黄色い部分は取り除く。 ゴーヤー綿抜き後
3.外皮を好みの厚さに切る。写真3のようにアーチ状になる。 ゴーヤが初めての人は薄切り、経験者や好みの人は厚切りする。

厚く切るほど苦いですから、厚みはお好みで。目安)初めて食べる方は薄目に、 経験者は景気良く厚切りにでもしてください。

ゴーヤの薄切り
写真4 ゴーヤの薄切り

●料理開始

4. 鍋にごま油(写真11)を入れて軽く煙が立つまで加熱する。

5. 豚細切れを入れ、塩、胡椒で下味をつけながら、軽く炒める(写真5)

ごま油→肉→ゴーヤ→豆腐の順に入れて炒める。塩・胡椒少々をふりかける
炒める
写真5 炒める
6. 鍋にゴーヤを加えて炒める。

7. 軽く水分を取った豆腐を入れてさらに炒める。

8. 醤油を入れて味をみる。

9. ある程度全体が炒まったら、溶き卵を入れる(写真6)。

10.溶き卵を入れた状態で軽くかき混ぜ、炒める。

溶き卵を入れる
写真6 溶き卵を入れ、炒める。
11.最後に味をチェックして出来上がり(写真8)。

これがゴーヤ・チャンプルーです。自己流なので正しくないかもしれません。 ゴーヤ・チャンプルーもどきかもしれません。 しかし、食べれば美味しいので、このやり方でも良いのかもしれません。 初めて食べたときは不味かったですが。

ゴーヤチャンプルー一丁上がりる
写真8 ゴーヤチャンプルーの出来上がり
もどきかもしれません